間柱センサー(まばしらせんさー)

現代の住宅(マンションも含め)は和室などを除いては柱の見えない壁仕上げが一般的です。そして壁を構成するボードには難燃素材である石膏ボードが使われ、その上に壁紙を貼って仕上げています。いわゆる中空壁と呼ばれる壁でして、LANケーブルを埋め込みで配線する時にはこの壁である必要があります。

さて、石膏ボードというパネルは石膏を固めてあるだけで、結構もろいものです。壁にフックをつけて写真や絵などを飾る場合、フックの種類にもよりますがあまり重いものは掛けられないのが普通です。

ボードの奥にある柱(下地)にビスを打つことができればある程度の重量物(壁掛け扇風機や液晶テレビなどの家電品など)でも問題なく壁掛けにすることができるのですが、壁の中の見えない下地を探し出すのは慣れないと少し難しいです。

そこで登場するのが間柱センサー(下地センサー)です。この機械は壁の中にある下地材(木材及び金属)をセンサーで感知して知らせてくれるものです。正確に「ここからここまで下地があるよ」と教えてくれます。

左の図のようなイメージで見えない「下地」を検出するもので、とても便利です。私が使っているのはミライ工業社製「スキマアッター」というステキなネーミング(^^)のものです。

使い方

1. 間柱センサーを検知したい壁面に軽く当ててからスイッチON。LEDが点灯し、ブザーが鳴ります。

2. 約2秒後にブザーが止まり、LEDが消え準備OK。左の図のように壁の上をゆっくりすべらせます。

3. 間柱があるところにくるとブザーとLEDでお知らせ。正確な位置を検出してくれます。

簡単で便利、何かのときいつも使っています。

また、間柱がないと埋め込みボックスを固定できませんので埋込ボックスを新規に設置するときにも間柱や筋交いの位置を調べるのに使います。

ミライ工業「スキマアッター」
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ミライ工業社製「スキマアッター」

ネーミングにひねりが足りない気もしますが(笑)機器の出来は素晴らしいです。柱の位置を正確に検知しLED表示します。壁だけでなく床や天井などの下地探しにも有効、木材の他、軽量鉄骨などの金属素材も検出できます。

裏面の使用手順
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裏面には使用手順が記載されています。

間柱の位置が正確にわかるこの機械、最近は安価なものもあるようです。壁に穴を開ける前に使用することで失敗を未然に防ぐことができますから、用意しておきたい道具です。

未来工業ホームページ http://www.mirai.co.jp/index.html

スキマアッターカタログ http://www.mirai.co.jp/densetu/01kougu/webt/pdf/24.pdf Get AdobeReader

未来工業というメーカーは一般的にあまり知られていないとは思いますが、電気工事業界では有名な電設資材メーカーです。工具もたくさん製造していて「スキマアッター」もその中の一つです。

他メーカーの下地センサーもいくつかご紹介します。

パナソニック電工 壁裏センサーEZ3802

スキマアッターとほぼ機能は同じで価格が約半分。

  • 簡単片手マーキングが可能
  • 「光」と「音」で探知完了がわかりやすい
  • 単3形乾電池が使える(別売2本)

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シンワ測定 下地センサー「BASIC」

壁裏探査のみに機能を絞った使いやすいシンプル設計なのでコストパフォーマンスが高い。

  • 探知物検出深度:約19mm
  • 角型乾電池(006P-9V:同梱)使用

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シンワ測定 下地センサー「Super」

壁裏に設置されている電線に反応する「電線警告機能」付き。

  • 探知物検出深度:約19mm
  • 角型乾電池(006P-9V:同梱)使用

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シンワ測定 下地センサー「HG」

探知物検出深度を35mmまで延長可能な「深モード」搭載。

  • 探知物検出深度:約35mm
  • 角型乾電池(006P-9V:同梱)使用

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シンワ測定 下地センサー「EX」

多機能な万能タイプ。コンクリート内部の鉄筋も探知可能。

  • 探知物検出深度:木材約35mm 金属約40mm
  • 角型乾電池(006P-9V:同梱)使用

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シンワ測定 下地センサー「HG-センタービジョン」

間柱の中心を一発で探知できる高機能モデル。

  • 探知物検出深度:通常モード約19mm 深モード約25mm
  • 角型乾電池(006P-9V:同梱)使用

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手軽な下地探し器「どこ太」

もっと、簡単・手軽に下地を探す道具はないのか?というあなたに、シンワ測定の「下地探しどこ太」をご紹介します。

この道具は石膏ボードのやわらかさを利用してボードの奥にある柱や間柱の有無を見つけるものです。簡単な構造の道具ですが確実に下地を見つけることができます。

実際の使用方法をご紹介します。

先端に針が内蔵されている
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「下地探しどこ太」の先端には針が内蔵されていて、この針で下地の有無を確認します。

針を内蔵している目盛りが書いてある白い部分は、押し下げることで根元のほうへ入っていきます。バネが入っているので力を緩めればまた元に戻る、こんな構造になっています。針の太さは0.5mm程です。

安全ロックを「Free」にして解除する
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針が意図しない時に飛び出ないように安全ロックがあります。

ロック状態だと白い先端部分が固定されて針が出ない仕組みです。黄色い部分をひねってロックを「Free」側にして使用します。

壁に押し当てて下地を探す
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下地がありそうな部分に押し当てます。

石膏ボードはやわらかいし、また細い針なので簡単にボードを突きぬくことができます。

途中で止まれば下地がある証拠
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ボードの奥に間柱などの下地があれば途中で止まります。

この時の目盛りの数字が下地までの距離(石膏ボードの厚さ)になります。これでどのくらいの長さのビスを打てばしっかり固定できるかがわかります。

全部入ってしまったら下地はない
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根元まで全部入ってしまったら、そこに下地はないことになります。

押し込んだ時に「ズボッ」という感覚で一気に根元まで押し込めてしまいます。ここにビスを打ち込むことはできません。

針を刺した痕
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針を刺すわけですから、壁に少なからず跡が残ります。

しかし針の太さは0.5mm程度でとても小さいです。よくよく見れば穴が開いているのがわかりますが、少し離れると全く気にならなくなります。ていうか穴どこだ?になります。画像はデジカメの接写機能を使って撮影しました。

注意しなければならないのは、下地を確認できたポイントはその下地のどのあたりなのかということです。

例えば間柱の場合、間柱の幅は約30mmです。探したポイントが間柱の中央付近であれば問題なくビスを打つことが出来ますが、そうでない場合にビスを打つと最悪間柱が割れてしまいビスが効かなくなるなんてこともあります。水平方向に何箇所か下地探しをしてみて確実にビスを打てる場所を見つけて下さい。

「下地探しどこ太」にはいろいろな種類があります。用途に合わせてお選びください。

下地探しどこ太Lマグネット付き(替え針2本付き)
先端に金属下地探査用マグネットを装備。金属下地のある場所にくるとマグネットが「カチッ」と音を立ててくっつくので針を刺さずに探すことができます。ボードを固定しているビスを探すのにも有効。
下地探しどこ太L(替え針2本付き)
ページでご紹介した「どこ太」です。最大25mmまでの壁厚に対応で、本体に標準で2本替え針が入っていますので曲がってしまっても交換可能です。
下地探しどこ太LL(替え針2本付き)
最近のアパート等では防火対策として石膏ボードを二重に張っているところもあります。その場合は壁厚35mmまで対応するこのLLでないと探すことができません。交換用針はL・LL共通です。

下地探しどこ太のお求めはお近くのホームセンター又はDIYショップ、金物店などでどうぞ。ネットでもご購入いただけます。

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さらにもっと簡単に下地を探す方法

でも、壁に絵を掛けるとか、壁掛けの時計を掛けたいとか、ちょっと下地がある場所を探したいという時にわざわざ工具を買うのはバカバカしいというあなたに、ちょっとした用途の時に簡単に下地のある場所を探すことができる方法をご紹介します。

使うものは「磁石」です。

一般的に壁材(石膏ボード等)は、間柱などに木ネジを打って固定しています。普通、鉄製のビスを使いますので磁石にくっつきます。ハイ、壁紙に隠されたビスを磁石で探すのです。

磁石が突然壁にくっつく
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ピンではなく磁石です・・・

壁に磁石を近づけて滑らすと、突然ピタッとくっつくところがあります。そこにはビスが打たれている、従って下地があるということになります。念のため上下方向に磁石を移動してみて下さい。またくっつくポイントがあるはずです。

縦方向に何箇所か磁石がつくポイントがあれば、そこに間柱があることになります。たまに筋交いにビスが打ってある場合もありますので注意してください。

探すコツとしては、はじめに壁の端近くを縦方向に探します。端には必ずビスが打ってありますから見つけやすいです。一つ見つかったらそこから水平に移動していくとたくさん見つかるはずです。

間柱センサーのように「ここからここまで」というようなことはわかりませんが、結構使えるテクニックではないかと思いますので、一度やってみてください。冷蔵庫につけるような少し小さめの磁石だとわかりやすいです。突然壁に磁石がくっつくとちょっと面白いですよ。

下は管理人が現場で間柱探しに使っているものです。超強力!

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