Mさま邸LAN工事”LANとアンテナ線をまとめて配線”

横浜市に新居を購入された「Mさま」より、LAN工事を依頼いただきました。

今回はお引越しになる前のお部屋にお邪魔をしての作業です。ボリュームがかなり大きいので丸まる2日間掛けて臨みました。

ご希望

  1. 光回線を設置するのにあたり有線LANケーブルを各部屋に配線したい。
  2. 固定電話は現在利用しているアナログ回線を移設したいので、モジュラージャック設置場所を追加したい。
  3. 既にあるBSアンテナを屋根上に立てて各部屋で地デジ、BS、CSが見られるようにしたい。また、リビングにテレビコンセントを追加したい。

比較的新しい中古物件(平成19年4月竣工)なのですがLAN配線はなく、テレビアンテナ端子、モジュラージャックなども希望の場所に設置されていません。まずは部屋をチェックして配線計画を練ります。

各フロア平面図と配線プラン

1F

リビング右側の壁にテレビコンセント、LANコンセント、電話用モジュラージャックを新設したいとの事。床下点検口から床下に潜れるので床下経由での配線をイメージします。モジュラージャックのある壁の中を通して天井裏に配線を持ってくるために廊下に天井点検口を設置すればうまくいきそうです。

アンテナケーブルは既存のテレビコンセントから床下経由での渡り配線で対応します。

2F

各部屋にLANコンセント、洋室4にはあわせてテレビコンセントの設置もご希望です。洋室2と3は廊下側の壁ならば1Fの天井点検口に近いので電源とともに設置が可能ですね。

洋室4は屋根裏収納から屋根裏に入れるので、一旦屋根裏にケーブルを出します。洋室3に設置するLANコンセント付近の壁の中を下ろし、1F天井点検口に持って行くようにします。アンテナ線はさらにそこから浴室天井裏に配線します。

作業の様子

今回の作業では2日間という制約があり(まあ自分が2日間でできますと申し上げたんですが・・・)まずは工事が完成することを念頭に置いたため写真撮影がおろそかになりました。従って細かい部分の作業の様子をお伝えすることが難しいかと思いますがどうかご了承ください。

天井点検口の設置

点検口の設置場所
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マグネットで野ぶちの位置を示す
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まずは1F廊下に天井点検口を設置します。

リビングに設置されている既設のモジュラージャックになるべく近い位置を狙って罫書きます。天井材を支えている野ぶちをマグネットを使って調べます。

野ぶちを跨ぐように罫書く
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野ぶちを跨ぐように罫書きます。

2本バランスよく配置されていたのでセンターに設置するようにします。

開口終了。野ぶちの切り口が見える
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点検口の外枠をはめる
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開口終了。

点検口の外枠を取り付けます。野ぶちを切断したので天井を補強するための野ぶち材(30x40x1800mmの赤松材)を適当な長さにカットして固定します。写真なくてスミマセン・・・

天井裏の様子
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開けた天井から中の様子を見てみると、

電話線用のオレンジ色の配管(CD管)が見えます。ここでこのCD管を切断すればこの天井裏とリビングのテレホンモジュラがあるところがつながる事になります。

床下へ通じる穴を開ける
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1Fリビングのモジュラージャックがある埋め込みボックスを外して、床下へ通じる穴を開けます。

16のCD管を通すための穴を25mmの木工ドリルで、LANケーブルを通す穴2個を8mmの木工ドリルでそれぞれ開けました。充電ドリルに電ドル用エクステンションバーをつけての穴あけです。

穴あけ後の床下の状況
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穴あけしたところの床下はこんな状態です。補強のための角材が設置されていて開けづらかったです。

なんとかCD管を通すためのスペースを確保しました。

1F床下での配線作業

床下方向に隙間がないか探る
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ここは新規にテレホンモジュラを設置するコンセントです。

コンセントと埋め込みスイッチボックスを外して、緑色の呼び線を床下方向に突っ込んで床下に抜けるスペースがないか探りを入れています。

隙間がないのでCD管用に穴あけ
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床下に潜ってみると、ほんの少しだけ隙間があります。

でも全然狭いのでCD管を通すための穴を開けます。25Φの木工ドリルで開けました。

CD管を床下から差し込む
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呼び16のCD管を差し込みます。

埋め込みスイッチボックスに接続する
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2連スイッチボックスを壁の中に入れてCD管を接続。

この画像だけだとキレイに収まってますが、こうするまでに結構苦労してます。とにかく壁の中でボックスにCD管を接続するのが大変だったりします。

新設したテレホンモジュラー(予定)
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配線器具を取り付けて仕上げ。

電話線はNTTが通すのでモジュラージャックは取り付けずダミーをつけています。

床下の配管、配線終了
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床下の配管とLANケーブル配線の様子です。

配管は電話線用に、LANケーブルは直に配線しています。2本あるのはお客様がリビングと寝室を直接つなぐ線も欲しいそうなので配線しています。配管と配線が立ち上がっているところが既存のモジュラジャックが設置されている壁です。

1Fリビングの既設テレビコンセント
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床下への隙間を調べる
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テレビコンセントを新設するために、既設のテレビコンセントから床下経由で同軸ケーブルを配線します。

ここも同じように床下への隙間を調べます。さっきと違って結構入っていきました。同軸ケーブルが通る隙間があればラッキーですが・・・

隙間に同軸ケーブルを通すことができた
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ここは幸運にもケーブルを通す隙間がありました。良かったです。

ナイロンクランプでケーブルを支持
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同軸ケーブルはナイロンクランプを使って適当に支持します。

最短距離で配線できるように、基礎と土台の間にある「基礎パッキン」の隙間を通して直線的に配線します。

リビングに設置した配線器具
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リビングに新規に設置した配線器具です。

もともと電源のみ設置の埋め込みボックスを拡張してアンテナとLANケーブルを2本を配線しました。

1F天井裏と2F屋根裏での作業

2F洋室から1F天井裏へ穴あけ
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穴あけ完了
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2F洋室3にある既存のコンセントをはずして穴を拡張。

そこから1F天井裏に向けてLANケーブルとCD管を通すための穴を開けます。ここでも電ドル用エクステンションバーが活躍します。

点検口の近くに来ることを確認
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点検口の近くに穴が開きました。

これで2Fと1Fがつながったことになります。

浴室天井裏までケーブルキャッチャーを伸ばして
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2F洋室4に配線する同軸ケーブルを通すために、点検口から浴室天井裏までケーブルキャッチャーを伸ばします。

画像は浴室点検口から撮影しています。

呼び線を通すことができた
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ケーブルキャッチャーに呼び線をつなげて引っ張り、ルートを確保。

この後同軸ケーブルを配線しました。

間柱を狙って穴あけ
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ボックス設置、ケーブル配線
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ここは2F洋室2です。新規に電源コンセントとLANコンセントを設置するために穴あけをしました。

レジ袋を養生テープで留めて、石膏ボードの切りカスが袋に落ちるようにしています。

VVFケーブルとLANケーブルを通し、2連スイッチボックスを挿入して固定。配線器具を取り付けます。VVFケーブルはこの画像の左手にある既存の電源コンセントから分岐しました。

仕上がると後付け感はゼロ
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配線器具を固定してフェイスプレートをはめると、後付け感はまったくなくなります。とても気持ちのいい瞬間です。

2F洋室4に新設したLANコンセントその他
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こちらは2F洋室4に新設したLANコンセント類です。

直にLANケーブルが壁から出ているものは、リビングから直接配線しているケーブルです。

屋根裏での作業もたくさんあったのですが時間がギリギリで写真を撮っている暇がなく、作業風景としてはここまでになってしまいます。本当にごめんなさいm(_ _)m

2F洋室3の廊下側の壁の中を屋根裏まで、CD管、同軸ケーブルを通し、VVFケーブルは同じく屋根裏経由で洋室4の既存コンセントから分岐。1F天井点検口から配管したCD管内にLANケーブル2本を通しています。 (文字で書くとあっさりしてしまいますが、結構手間かかってます・・・)

という訳で、今回の作業内容はボリューム満点だったのですが、ページ的には貧弱になってしまいました。まあお伝えしたいことは条件さえ整えば各部屋にLANケーブル、同軸ケーブルなどが隠蔽配線できるということです。少しでもあなたのご参考になれば管理人としてもうれしいです。

Mさま、この度はご依頼いただきまして本当にありがとうございました!

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