「ikeさま邸」LAN工事”壁掛けテレビ裏への配線”

横浜市神奈川区にお住まいのikeさまよりLAN工事の依頼を頂きました。建売住宅を7年程前に購入されてお住まいになっています。

建物の構造  :  木造在来軸組み工法2階建て(ロフトあり)
販売体系  :  建売住宅
完成日  :  2001.4
ネット回線  :  B-フレッツ

ikeさまのご希望

  • リビングに液晶テレビ(地デジ対応でLAN端子あり)を壁掛けに設置したいが、設置したい場所には電源とアンテナ線しか来ていない。なんとかそこへLANケーブルを通すことはできないだろうか。無線やPLC等、有線LAN以外の方法ではアダプタのようなボックスを設置する必要があり壁掛けにそぐわない。また電源も必要になるので有線以外では考えていない。
  • 2Fリビングから1F洋室1まではLAN用の配管がありLANケーブルを通しているが、その他の部屋にもLANケーブルを通したい。電話線用の渡り配管があるのでそれを利用すればいいと思う。

約7年前に購入された物件にもかかわらず、中がとてもキレイでびっくりしました。管理人「どらあい」も家を7年前(2001年)に購入しましたが中の汚れ具合はハンパではありません。なぜこんなにもキレイに保てるのか不思議です・・・

1F平面図

洋室1はPCルーム、洋室2は寝室としてお使いです。洋室2は南側のお部屋で、午前中はとても明るい!図の中の赤丸と矢印はCD管が配管されているボックスとCD管配管ルートを表しています。

2F平面図

B-フレッツの光ファイバーは2Fリビングに配線されています。よってリビングから各部屋へLANケーブルを配線することになります。

2Fリビングの様子
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2Fリビングの様子です。白い壁と木目の家具のコントラストが美しいです。

ダイニングテーブルの奥に見える壁に液晶テレビを壁掛けにするとのことで、既に壁掛け用金具を取り付けるための下穴があいています。ここの壁は建築中にお願いして石膏ボードではなくコンパネにしてもらったそうです。

当初からテレビを壁掛けにするつもりだったのですね。

テレビを壁掛けにする所のコンセント
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壁掛けにする部分にあるコンセントです。

電源とアンテナが来ているので、とりあえず地デジ放送は視聴することができます。さらにインターネット(LAN)につなげることでテレビの機能をフルに発揮できるようになるそうで、その際たるものがLANに接続されたハードディスクに録画できること。ハイビジョン画質での録画・再生がテレビ側の操作で可能になるんだそうです。

ウチも欲しい・・・

壁の中の様子
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コンセント、埋め込みボックスを外した壁の中の様子です。カメラを下向きにして撮影しました。右側がリビング、左側がキッチンです。

壁と床の間にはケーブルを通すための隙間は見えませんが、同軸ケーブルを通すための穴があいています。穴の大きさには余裕がありそうですね。

浴室天井裏からは梁が邪魔で見通せない
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真下に浴室があるので天井点検口を開けて覗いてみました。(浴室天井裏から1F洋室2の方向の写真です)

うまくすればすんなりとケーブルを通すことができると期待しましたが、残念ながら大きな梁に遮られて2Fから降りてきている同軸ケーブルを確認することができません。梁の下にも全く隙間はありません。

画像に写っている同軸ケーブルのうちの1本が2Fリビングへ通じているはずなんですけどね・・・

2Fの壁が1F浴室の真上ではない

オンマウスで1Fと2Fの図が入れ替わります。

平面図では2Fリビングの壁と1F浴室の壁が約900mmずれた位置にあるので、距離は近いんですが手が届きません。どうしたものか・・・

1F天井の野ぶちを調査
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ikeさまとご相談して1F洋室2の天井に点検口を設置することにしました。こうするしか配線する方法はなさそうです。

写真は点検口を設置する付近の下地(野ぶち)の状態をマグネットを使って調べたところです。

マグネットを使ってビスを探せば下地がわかる
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壁や天井に使われている石膏ボードを下地に固定するのにビスを打ち込んでいるので、そのビスの位置が下地の位置になります。

マグネットを使えば隠れている間柱や野ぶちを探し出すことができるので、とても簡単で便利なテクニックです。

天井点検口の穴あけ終了
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ということで、点検口の穴を開けました。穴の中央を横切っている木が「野ぶち」、野ぶちと垂直に交わっている木を「野ぶち受け」、同軸ケーブルが通っているところが梁(根太)です。

野ぶちは穴の側面に沿って切り落とします。

同軸ケーブルを通している穴が見えた
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改めて天井裏を調べると、同軸ケーブルの1本が2階へ立ち上がっています。

この先が2階リビングの壁掛けテレビ裏へ行っているはずです。点検口のポジションとしてはどんぴしゃでした。良かった・・・

呼び線を下から差し込んでみる
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早速その穴に呼び線を通してみます。

穴が比較的大きく開いているので、すんなりと入っていきます。

呼び線が見えた
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うまく壁掛けテレビ裏の壁内に出てきました。

これでここへの配線は問題なくできます。テレビがどんな風になるのか早く繋いでみたいです。

浴室天井裏から点検口方向に呼び線を通す
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続いて浴室天井裏から1F洋室2方向へ呼び線を差し込みます。

同軸ケーブルが通っている穴を利用します。

点検口から呼び線を引っ張り出す
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設置した点検口から呼び線が見えました。手前に引っ張り出します。

こちら側は梁の下に隙間があるんですね。とてもラッキーでした。

リビングから浴室点検口までは既設配管を利用
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リビングから浴室天井裏までは1F洋室2から配管されているCD管を切断してLANケーブルを取り出します。

これもたまたま浴室天井裏の近くをCD管が走っていたのでラッキーでした。

呼び線にLANケーブルをつないで配線
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呼び線にLANケーブルを繋いで引っ張ります。

無事にLANケーブルが通った
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無事にLANケーブルが全通しました。

同じリビング内に配線するのにルートとしては、「リビング」→「2F洋室4」→「浴室天井裏」→「1F洋室2天井裏」→「壁掛けテレビ裏」。かなりの遠回りですが埋め込み配線のためには仕方ありません。

配線処理後、テレビを壁掛けに
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LANケーブルの端末処理をして液晶テレビを壁に掛けました。美しい・・・

設置したLANコンセントなどはテレビの裏側に隠れているのでケーブルが一切見えずスッキリ。

リビングから各部屋に行くケーブルの処理
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リビングのCD管が配線されているボックスにはそれぞれの部屋へ行くケーブルにLANコンセントを取り付けます。

CD管にLANケーブルを通すところは特筆するところはないので割愛・・・(^^)スミマセン

プレートの隅から出ているケーブルは光ケーブルです。

天井点検口のフタを取り付け
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点検口のフタを取り付けます。

取り付けたところが部屋の隅ではなく中途半端な位置なので目立つかな?と懸念しましたが、ikeさまにも「意外と目立たないもんですね」と言っていただきました。良かったです。

今回の工事では幸運なことがたくさんあってとてもうまくいきました。一番大きかったのはテレビを壁掛けにする壁の中に同軸ケーブルを通すための穴が開いていた事。この穴がなければかなり厳しかったです。

あと1階の天井裏には狭い間隔で梁があったので点検口を開ける際も野ぶちや野ぶち受けが梁に固定されているのではないかと思いましたが、問題なく設置することができたのも運が良かったです。

最近の木造住宅は気密性を高めるために壁の中や天井裏を隙間なく区切るので、後から埋め込み配線しにくくなっています。点検口の穴を開けて配線できない、なんていうのは本当にヤバイので正直あまり開けたくはないんですけど、今回は結果オーライでした。本当に良かったです。


この工事に関してikeさまよりご感想を頂きました。

以前から「LAN工事ドットコム」は気になっていましたが、今回「LAN対応液晶テレビ」の購入を決めたのと同時に、こちらにLANの工事を依頼することも決心しました。

逆に、ユーザー目線で丁寧な過去の施工例を見て、「この人ならやってくれる!」という期待感があったからこそ、テレビの購入に踏み切れたのかもしれません。というのも、テレビを壁掛けにすることを前提に壁の補強をしてもらい、電源とアンテナ端子は壁の中央(テレビ裏)にあったのですが、LANは来ていませんでした。それをものの見事にテレビ裏に配線していただき、今は額縁の絵のような状態でテレビ放送だけでなくインターネットも楽しんでいます。

工事自体も期待していた通りで、出来ること出来ないことを丁寧に説明していただき、こちらの希望も快く受け入れていただきながら着実に進んでいきました。何度か難関にぶつかってハラハラした場面もありましたが、かえってそれが完成した時の喜びを大きくしてくれました(笑)。

早速LAN接続対応のハードディスクを買って、このテレビの目玉機能でもある「LANで繋がったハードディスクにハイビジョン録画」を実現させたいと思います。

ありがとうございました!

ikeさま、長い時間お邪魔を致しまして申し訳ありませんでしたがご満足頂けたようでとても嬉しいです。お申し込み頂きましてありがとうございました。m(_ _)m

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