電源プラグ交換

2Pプラグ+アース線から3Pプラグへ

先日洗濯機の掃除をした時に、電源コードとアースコードがそれぞれホコリまみれになっているのを目にして「3芯ケーブルに交換したほうがスッキリするな」と思い、電源コードとプラグを交換することにしました。

洗濯機の中はキレイになったのに電源コードもアースコードもダラダラと長くてホコリがたまりやすいのが気に入らない。コンセント周りもなんとなくスッキリとしない。せっかくだから周りもキレイにしようという事で作業に掛かります。

作業前は必ず電源プラグを抜く
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まずは電源プラグとアースコードをコンセントから抜きます。さらに水栓を閉め、給水ホースと風呂水給水ホースを撤去します。洗濯機の掃除のページでも書きましたが、水栓を閉めても給水ホース内は水圧が掛かっていますから、カラの状態で洗濯機を作動させて給水ホース内の水圧を下げてから外すようにします。

パネルを外すと電源コネクタ部が見える
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奥の上面パネル(ビス2本で固定)を外すと電源コネクタ部分が見えるようになります。現状、電源用の2芯とアースコードが別々に配線されています。

電源コードを外すために圧着端子ごと切断
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絶縁閉端接続子でコードが圧着されていますので、電源コードが来ている端子の根元をニッパで切断します。

既存の電源コードは撤去
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アースコードは端末処理(圧着端子で接続)にてボディーアースされていましたのでビスを外して取り外してしまいます。既存の電源コードも撤去します。

VCT.F1.25-3Cケーブル
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新たに取り付けるケーブルはVCT.Fケーブル1.25-3Cで、ホームセンター等に普通に売っている資材です。本体に取り付ける前にプラグの処理をします。

ワイヤーストリッパーでストリップ
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ケーブルの皮むきをします。シース部分30mm、それぞれの絶縁体は10mmストリップし導体をネジります。赤い線がアース線になります。

プラグに接続
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プラグに接続します。使用したプラグはパナソニックの「タフキャップWF5015W」です。差込口にケーブルを差し込んでネジ締めし、確実に接続されたことを確認します。

WF5015Wパナソニック 接地15Aタフキャップ「WF5015W」
プラグ完成
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プラグ処理終了。ケーブルが抜けないようにプラグの根元部分にあるケーブル固定のためのネジを確実に締めます。

本体側もストリップし、アース線に圧着端子を整端する
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次は本体側の端末処理です。ケーブルのシースを長め(100mm程度)にむいて黒と白は10mm、赤は4mmストリップします。赤のケーブルはボディーアースしますので圧着端子(R1.25-4M)にて整端します。

裸圧着端子(丸形)R1.25-4M裸圧着端子(丸形)R1.25-4M
本体の電源コードをストリップ
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さて今度は、本体の先ほど切断した電源ケーブルをストリップします。

新しいケーブルを接続
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新しいケーブルを導入して、白と黒のケーブルをそれぞれ1本にまとめてネジります。

絶縁閉端接続子で圧着
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絶縁閉端接続子(CE-2)をかぶせて圧着します。圧着には閉端子用圧着工具を使用しました。

絶縁閉端接続子:ニチフ「CE-1」絶縁閉端接続子:ニチフ「CE-2」
アース線をアースターミナルへ
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赤のケーブルはボディーアースをするので、もともと接続されていたアース端子に接続します。

防水用ビニールをかぶせて収納
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すべての接続が終わりました。元のように防水用のビニールカバーをして隙間に収納します。

埋込アースターミナル付き接地ダブルコンセント
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コンセントを接地2Pに交換します。パナソニックのコスモシリーズワイド21「埋込アースターミナル付き接地ダブルコンセントWTF11323WK」を取り付けました。アースターミナル付きなので従来の2Pプラグ+アースコードでも問題なく接続でき便利ですね。最初からコイツを付けといて欲しかった・・・

新しくつけたプラグの接地棒と洗濯機のボディー(塗装されていない部分)間をテスターで通電確認します。通電できればボディーアースが取れていることになります。

WTF113238Wパナソニックコスモシリーズワイド21
埋込アースターミナル付き接地ダブルコンセント「WTF113238W」
プラグを挿して動作確認
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ブレーカーをONにして洗濯機の動作確認をします。特に問題なく動いているようなのでめでたく作業終了となりました。

洗濯機周り、およびコンセント周りがスッキリとしました。プラグがゴツくて業務用?産業用?みたいな感じですけど気にしません。

この作業はまるっきり趣味で、やる必要は全くないです。ただ、周りをスッキリとさせたいがために必要な材料を買ってきて行いました。カミさんに説明したら「ふーん」と薄い反応。もうちょっと食いついて来いよ・・・いや無理か。興味ないんだし便利になったんならまだしも、使う上では何も変わらないんですからね。

ついでに風呂水給水ホースを交換したのですが、ホースの中がかなり汚れていて若干ホースの内径が狭くなっていました。(^^)だからなのでしょうか、交換したらポンプの給水スピードが上がったような感じです。ってこれが本来のスピードなんですけどね。

使用工具

裸端子用圧着工具
泉精器製作所 Mini12 泉精器製作所 裸圧着端子用圧着工具「Mini12」
閉端子用圧着工具
DENSAN DC-20M DENSAN 閉端子用圧着工具「DC-20M」
ワイヤーストリッパー
ベッセル 3500E-1 ベッセル ワイヤーストリッパー「3500E-1」

追記:2006/05/01

取り付けたプラグはプラグ自体が大きくてコンセント面からの飛び出し量がかなりあります。邪魔になるしプラグとケーブルの重みでプラグが抜けかかる懸念があるのでL型プラグに交換しました。最初からこのプラグにしておけばよかった・・・

パナソニック「接地15Aコーナーキャップ(型番:WF5113)」
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取り付けたプラグはパナソニックの「接地15Aコーナーキャップ(型番:WF5113)」です。ホームセンター等に普通に売っています。

WF5113 パナソニック 接地15Aコーナーキャップ「WF5113」
シースをさらに剥く
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前回取り付けたプラグを取り外します。L型プラグのネジを外してフタを開けケーブルを当ててみて、導線の長さを調節します。

少し長さが足りないのでシース部分の皮むきをします。

露出させる導線を4mmにカット
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圧着端子を取り付けるので白、黒の導線を4mm程度にカットします。

圧着端子取り付け
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圧着端子(R1.25-4M)を圧着工具で圧着します。

アース線の長さ確認
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アース線(赤)にも圧着端子を取り付けます。

同様にプラグに線をあてて、適当な長さでカットし被覆を剥きます。

アース線にも圧着端子取り付け
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白、黒線と同様に圧着端子を取り付け圧着。

プラグにケーブル接続
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ケーブルにL型プラグを取り付けます。

圧着端子部分はしっかり密着するように、またケーブルのシース部分を押さえる金具はケーブルが抜けない程度の力で締め込みます。

プラグカバー取り付け
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プラグのフタをしてプラグ交換終了。

アース端子と洗濯機の金属部分(未塗装部)をテスターであたって、ちゃんと通電するか確認をします。通電すれば正しくボディーアースされていることになります。

コンセントに挿して動作確認
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プラグをコンセントに挿して洗濯機が正常に動くか確認できれば作業終了です。

壁面からの出っ張りが少ないプラグで良好
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前のプラグと比較して格段に薄いです。さらに重みでケーブルが抜けるという心配もなくなりました。ゴツさも和らいで家庭用っていうかんじ(^^)

前につけていたプラグはまたどこかで使うことにしましょう。

プラグにケーブルを接続する際に導線を直にネジで固定する方法でもいいのですが、圧着端子を使用したほうが接続の信頼性がアップします。接続不良のまま機器を使用すると不良部分が熱を持ち、火災の原因にもなるので要注意です。プラグ交換した直後などはプラグを触るなどして熱を帯びていないか確認するなどしましょう。