混合水栓の掃除

家庭の水まわり(トイレ、浴室、洗面所、キッチン)というのはとかく汚れるところで、しかも湿気が多い分普通の汚れプラス水垢やカビ、サビなどの頑固な汚れが発生する場所です。管理人の家も御多分に漏れず汚い場所でして、「掃除しなければ、しなければ」と思いつつ結局ほったらかしになっています。

年末も近いことだしいよいよやるか!ということでとりあえずキッチンから、さらにとりあえずシンクまわりを徹底的に掃除することにしました。そんな中、最近動きが悪くなってきている混合水栓を分解して掃除をした一部始終をご覧下さい。

キッチンの混合水栓の現状
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分解、清掃前の混合水栓です。メーカーは株式会社喜多村合金製作所(MYM)、型番はFA273HGK5です。

最近全く掃除していない状態で水垢まみれになっています。特にパーツとパーツが繋がっているところがひどい。レバーの上げ下げ時「ゴリゴリ」という音がして水量の微調整が難しくなっています。

シンク下の元栓を閉める
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まずは水と湯の元栓をきっちり閉めて、レバーを上げても水が出てこないことを確認します。

引出しの奥にあるので少々やりにくいですが、手が届かないことはないです。

操作レバーの裏側にあるビスを外す
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混合栓の操作レバーの裏側にあるビスを外します。

普段、上からしか見ませんからこんなところにビスがあるなんて思ってませんでした。メーカーによってはないものもあるかもしれません。

外した操作レバーの上部分
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ビスを外すと簡単にポロッと取り外すことができます。

画像では分かりにくいですが、裏のフチの部分に黒い汚れが付いていてかなり汚いです。

操作レバーを固定しているビスを外す
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続いて操作レバーを固定しているビスを外します。

操作レバーを持ってビスを外さないとレバーが回ってしまうので注意。

操作レバーの撤去完了
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操作レバーが外れました。

中に見える白い部分はカートリッジという部品で、お湯と水を混合させるメイン部分です。

カートリッジ押さえを回して外す
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カートリッジを覆っている部分(カートリッジ押え)は回すことで取外すことができます。

カートリッジが露出されました。カートリッジも簡単に外すことができます。

外したカートリッジ押さえ
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外したカートリッジ押えです。

水が乾いて残ったカルキがこびりついて硬い汚れになっています。この汚れを取るのに爪を立ててガリガリ削っていたのですが爪が負けました・・・仕方ないので車の内装を剥がすのに使うプラスチック製の「内張りはがし」を使って汚れを削り取りました。アクリルの定規でもいけると思います。

カートリッジを押さえつける力をネジる量で調節できるので、レバーの操作感を調節することができます。(あまりきつく締めすぎるとレバー操作が硬くなる)

カートリッジを分解してそれぞれ清掃
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カートリッジを外して水洗いします。

水やお湯が通らない部分には結構汚れがついてましたが、指でこすれば簡単に汚れは取れました。組み立てる時に順番を覚えておかないと大変です。手間は掛かりますが写真を取っておくとわからなくなった時に役に立ちます。

シャワーヘッドの分解
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次はシャワーヘッドの分解です。

下の部分をネジることで分解できますが、結構力が必要です。

シャワーヘッドの中
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シャワーヘッドの中には整流板が入っています。

ここも結構汚いです。流している水は見た目キレイなんですけど汚くなるんですね。

ヘッドをさらに分解
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シャワー部分の整流板とOリングも外せます。

整流板によって水がはねないようにしているのですが、これはあまり性能が良くないのか結構はねます。

整流板とOリング
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シャワーヘッドの上と下をシールドするOリングと整流板です。

整流板の小さい穴に金属のカスがついています。多分配管作業時にネジ切りしたカスが配管内に残っていたものと思われます。硬いので取り除くのに少し苦労しました。

シャワーヘッドの上部分も分解
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シャワーヘッドの上部分も汚いので分解します。

ネジを外しても取れないので見えている穴にドライバーを入れてこじ開けました。

シャワーヘッド上部分の中
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シャワーヘッド上部分の中の様子です。

シャワーとストレートの切替スイッチに連動する部分が見えています。

シャワーヘッド上部分の取外した部品
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こちらはシャワーヘッド上部分から取外した部品になります。

一つ前の画像でメガネのように見えるところに右のスプリングパーツが入って、シャワー/ストレートの切替スイッチによってどちらかの穴がふさがれる仕組みです。(文字での説明は難しいです・・・)

シャワーホースを外すためにコネクタを外す
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混合栓のネック部分を外すために、シャワーホースを外します。

青い部分を下に下げることでホースを外すことができますが、混合水栓の中に水が残っているので外すのと同時に水が出てきます。下に洗面器や雑巾などで養生してから外します。

混合水栓のネック部分が外れた
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混合水栓のネック部分を外すことができました。

画像では分かりにくいですが、カルキの塊がエッジ部分に多量にこびりついています。塊を削り取ってからクリームクレンザー(カネヨン使用)で磨くことでキレイに落とすことができます。

露出した根元部分。汚い・・・
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根元部分が露出しました。

入居してから今まで周りだけしか掃除していませんでしたのでかなりの汚れです。カネヨンを使って徹底的に磨きます。水をかけるとシンク下に水が垂れてしまうので、擦ったら雑巾で拭く、をキレイになるまで注意しながらの繰り返しです。

清掃、組み立て完了
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全ての部品の清掃が終わり組み立て。無事に元通りになりました。

部品と部品のつなぎ目部分の汚れが取れてとてもきれいになりました。根元付近の汚れはかなり頑固で、仕上げるのに時間を費やしました。レバーの操作感もソフトになってとても満足です。

それよりなんと言っても元通りになってくれてホッとしています(^^)

元栓を開けて正常に機能するか確認する際、しばらく水を流してシンク下で水漏れがないかの確認が必要です。さらに2~3日後にもう一度確認しましょう。水漏れはカビの発生や腐食の原因となります。くれぐれも注意してください。(自分に言ってます・・・)

この混合水栓のメーカーは喜多村合金製作所(MYM)という会社なのですが、交換用部品を調べるための製品展開図をサイト上で見ることができます。(他のメーカーも同様かもしれませんが、スミマセン、調べてません)組み立てる時にわからなくなってしまったらここを見るといいと思います。ただし、シャワーヘッドの内部やカートリッジ内部の詳細は記述がないので、そこは写真を撮るなどしっかりと記録しておく必要があると思います。組み立てられなくなったらマズイです・・・

あと、Oリングなどの消耗品を交換するといった場合、ホームセンター等には在庫がないので取り寄せになりますと言われました。Oリング自体は売っているのですがいずれも水道配管用のOリングで太さが太く、水栓内部に使用されている細いものはメーカー独自のものだそうです。

洗濯機の掃除の時もそうでしたが、分解することで内部の構造が良くわかって勉強になりました。特に水とお湯を混合させるカートリッジの構造は良くできていて「なるほど」と感心させられました、面白かったです。

水垢などの汚れを防止する方法としては、マメに水滴をふき取るのが最も効果的なようです。今回の分解掃除でキレイになったので維持するためにも気付いたらふきふきしています(^^)

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