分かってしまえば「なーんだ」なスイッチの外し方
Panasonic製配線器具「コスモシリーズワイド21」スイッチは、それまでの フルカラー配線器具スイッチより操作面がワイドで操作しやすくなっています。両手が荷物でふさがっていても「甲」「肘」「肩」などでプッシュすればON/OFF可能な操作性で、今や新築住宅におけるスタンダードとなっています。
さて、そんな便利なスイッチとなっているコスモシリーズワイド21スイッチ、どう外せばいいのでしょうか。一見するととっかかりがなく、フェイスプレートを外してもハンドルが残ってビスが見えない。悩んでいる方にこのページをお送りします。
拡大表示 |
パナソニック製コスモシリーズワイド21スイッチの外観です。 上下2段に設置されているタイプ。フェイスプレートはスクエアプレート(角がシャープなデザイン)です。 |
---|---|
拡大表示 拡大表示 |
フェイスプレートの端を爪で引っ掛けて浮かせます。そして四隅を全部浮かせると外れます。 この操作はどのフェイスプレートでも同じです。 |
拡大表示 |
フェイスプレートが取れました |
拡大表示 |
スイッチハンドルを外します。スイッチハンドルとはスイッチ操作で可動する部分、白い板状の部分です。 スイッチハンドルの右側に指を差し込みます。 |
拡大表示 |
強めに引っ張るとハンドルの右側が外れます。 そのまま右側部分を起こしていくとハンドルが取れます。 |
拡大表示 |
ハンドルが取れました。 ハンドルの裏にスイッチ本体があります。ハンドルはそのスイッチの左側にある出っ張りに嵌める構造になっていて、そこが蝶番のような動きになっていることがわかると思います。 |
拡大表示 |
フェイスプレートのベースを外します。 ベース上にある上下2個のネジを緩めます。 |
拡大表示 |
ベースが外れました。 取付枠を固定している2本のネジを緩めることでスイッチをフリーにすることができます。ここから先はコンセントを外した時と同じです。 |
拡大表示 |
戻し方です。 ハンドルの左側にある蝶番部分を先に押し込んで嵌めます。結構力を入れて押す必要があります。 |
拡大表示 |
ハンドルの左側が嵌まりました。 右側はまだ嵌まっていないので浮いた状態です。 |
拡大表示 |
右側も押し込んで完全に嵌め込みます。 これでハンドルの装着完了です。 |
拡大表示 |
下段のハンドルも同様に装着しフェイスプレートを取り付けます。 元の状態に戻りました。 |
パナソニック以外のメーカー(東芝、神保電器など)でも操作面の広いワイドスイッチを採用していて、スイッチ本体にハンドルを装着するタイプのモデルをラインナップしています。そういった器具でも取り外し・取り付けは基本的に同じなので参考になるかと思います。
照明スイッチは壁の高い位置(床面から1,200mm前後)にありますから、この位置の埋込スイッチボックスを外すことができれば壁の中の中央付近にアクセスできることになります。天井裏から埋め込みで配管・配線する際に大いに使えます。
配線器具周りはすきま風があり、月日が経つと配線器具本体とその付近の壁が汚れてきたりします。スイッチは毎日触るのでそれだけで汚れます。ハンドルとフェイスプレートを外して隅々まで掃除すれば新品同様にすることができますので、周りの壁と一緒に掃除する時に使えると思います。手間は掛かりますけど・・・
ネーム付きハンドルのネームプレート交換
拡大表示 |
スイッチハンドルの裏側です。汚いですね・・・ ネーム付きハンドルにはネームプレートを入れるスペースが中央にあります。真ん中の「OPEN」表示の右側にある三角マーク部分を引き上げることでネームプレートを交換できます。 |
---|---|
拡大表示 |
ネームプレート押さえを開けて |
拡大表示 |
ピンセットやカッターなどを使ってネームプレートを取り出せます。ハンドルを裏返してもいいです。 ネームプレートのサイズは、大体で横24mm縦9mmです。 |
WORDやEXCELなどでネームプレートを自由に作れるので、自作するのもいいですね。ネームなしハンドルをネーム付きハンドルに交換して、見た目よくグレードアップしてみてください。
パナソニック「コスモシリーズワイド21」スイッチハンドル
「表示付き」→パイロット・ほたるランプ表示窓付き
「ネーム付き」→スイッチネーム表示窓付き
シングル
WT3001W
WT3011W
WT3021W
WT3031W
WT3011CD
WT3031CD
ダブル
WT3002W
WT3012W
WT3022W
WT3032W
WT3012CD
WT3032CD
トリプル
WT3003W
WT3013W
WT3023W
WT3033W
WT3013CD
WT3033CD
関連リンク
- 埋込スイッチボックス:配線器具を埋め込む際に必要な部材
- フェイスプレート:配線器具を追加する場合は交換が必要