大地震が来た時に

2005.09.08 Thu.快晴

台風14号が日本列島に深い傷跡を残し去っていきました。なんだか最近自然災害に見舞われることがとても多くて、地球温暖化の影響ではないかと言われていますね。

四国の早明浦(さめうら)ダムの貯水率が0%から一気に100%まで回復したニュースにはビックリです。台風のパワー恐るべし、こと四国の渇水に関しては台風のおかげで解決し良かったと思います。早明浦ダム定点観測写真を見るとどれだけの降雨量があったのか良くわかります。

自然災害といえば、地震カミナリ火事カミさん、一番怖いのがカミさん、じゃなくて地震です。東海沖地震が来る来ると言われて久しいですが、新潟、福岡、宮城と震度5強以上の地震が発生しましたよね。地震のニュースを見るたびに「ウチも対策を立てなくては」と思うのですが・・・。

震災時帰宅支援マップ首都圏版

そんな中、先日書店で「震災時帰宅支援マップ首都圏版」という地図を見つけ、思わず買ってしまいました。地震があって交通機関が麻痺した時には最悪歩いて帰らなければならなくなりますが、そんな時に大いに利用できる地図です。

都心から放射状に、帰る方向それぞれを詳しく解説しています。コンビニの位置やガソリンスタンド(スタンドって危険物を扱うので耐震対策が万全にされているそうです。災害時はスタンドに助けを求めなさいと書いてありました)ここにベンチがありますっていう情報など、なるほどと思います。

さらにこの地図、都心付近は普通の地図同様、北が上になっているんですけど、例えば横浜方面に向かう地図は南が上になっています。地図を見るのが苦手な方が地図を持って歩くとき、地図の上が歩く方向になるようになっています。地図と実際の風景を一致させる工夫がされているんですね。

サバイバル的な情報も載せていて、例えば携帯電話。災害時は通信できなくなることが想像できますが、通信できなくても液晶のバックライトを明かり代わりにできるとか、着信音を鳴らせば自分の居場所を伝えるのに役に立つとか、だからバッテリーは大切に使えとか・・・なるほどですよね。

会社には歩きやすいスニーカーを置いておきなさい、住宅街の細い路地は危険、大きい通りを歩くように、遠方の人は一日で帰ろうと思わずに体力を温存しながら、などなど、実際に歩いてみないとわからないことがたくさん書いてあります。

この地図作るのに実際に歩いてみたんでしょうね。細かいことまで丁寧に書いてあります。地図業界では20万部売れればベストセラーだそうですが、40万部突破したみたいです。

災害はいつ来るかわかりません。備えあれば憂いなし、本番で慌てないように普段から練習をしておかなくてはいけませんね。

なんてエラそうな事言ってる自分が全然準備できてません。災害が起きてから「準備しときゃよかった」って後悔するのはわかってるんですけど、なんで行動できないんでしょうか。「やってもムダだよ」ってあきらめてるのかなあ。少しずつでも始めなければ・・・

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