「Tさま邸」LAN工事”外からの光回線用配管を新設”

光の導入ルートがない・・・

埼玉県さいたま市にお住いの「Tさま」よりLAN工事のご依頼をいただきました。

ご希望

ニューロ光を1階のリビングまで導入したいが、光工事業者に「外からの配管が見当たらない、壁に穴を開けて通すかエアコン穴を利用するしかない」と言われた。壁の穴あけには抵抗があり、エアコン穴を通す方法は通した後に壁からダラリと光ファイバーが垂れ下がるのがどうも納得いかない。何か方法はないか。

一戸建ての中古住宅を購入され光開通を計画されているところでの問題発生ということで、まずは状況確認から始めます。

1F平面図

ガレージ側から光ファイバーを導入することになるのですが、リビングまでの距離が遠いので工夫が必要です。廊下の天井に設置されている三つのダウンライト穴を利用すればリビングまで配管できそうですが、ガレージ上の構造によって配管ルートを決定することになりそうです。

2F平面図

ガレージ上のお部屋に天井点検口がありとても好都合。屋根裏がかなり広く配管が楽に通せそうです。新規の配管ルートがイメージできました。

廊下天井裏からTV裏の壁までのルート確保

ここから実際の作業の様子になります。

1F廊下のリビング裏側
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1F廊下の天井の様子です。LEDダウンライトが設置されています。1F平面図の「ダウンライト①」になります。

玄関ホールから浴室方向の画像で、右の壁の向こうがリビングになります。

ダウンライトを外す
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ダウンライトを外します。ばね式での固定でした。

穴の直径が150mmぐらいあって作業しやすいです。

ダウンライト穴からの天井裏の様子
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天井裏にカメラを入れて中の様子を見ます。

グレーの電源ケーブル(VVFケーブル)が下向きに配線されていて、そこへ呼び線を入れるようにすれば下まで届きそうです。筋交いがあるので注意です。。

1FリビングのTV裏の様子
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1FリビングのTV裏の様子です。

電源とテレビコンセントが設置されています。この配線器具の横に光ファイバーを持ってくるための配管を設置する予定です。

配線器具を外します
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配線器具を外します。

C型はさみ金具で固定されていました。ケーブルを引き出すと1連スイッチボックスがそのまま壁に押し込まれていて・・・テレビコンセントを後から増設したと思われます。

ダウンライト穴から呼び線投入
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ダウンライト穴から呼び線を投入します。

腕を突っ込んで呼び線を壁の中へ落とし込むように操作します。

呼び線が通った
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無事に呼び線が通りました。

まずはこの部分に呼び線が通ることを確認する必要がありました。次の作業へ進みます。

離れ側のダウンライト
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ここは離れ側の入り口です。同様にダウンライトが設置されています。(ダウンライト③)

ここも外して中の様子を見てみます。

廊下部分の天井裏。十分にスペースがある
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廊下の天井裏の様子です。十分に配線スペースがあります。

問題なく配管が通せそうです。

外壁の穴あけ

外壁にある既存の配線
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ここはガレージ上のお部屋の道路側の外壁です。既存の配線がBSアンテナに接続されているので同軸ケーブルになります。

タイルの角の部分に穴を開けていて、ケーブルを通した後に防水処理しています。ここに新たに穴あけするのは手間が掛かりそうです。

軒裏に貼られている有孔ボードを利用
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軒裏に換気のための有孔ボードが貼られています。ここなら楽に穴あけできそうです。

穴あけ完了
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あっさり開きました。

木工ドリルである程度開けて、22mmスパイラルステップドリルで穴を広げました。

天井裏から見るとこんな感じ
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天井裏から見るとこんな感じ。

下地のすぐそばに開けたようでヤバかったです・・・結果オーライ(^^;;

PF管曲がりコネクタ
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PF管を固定するためにPF管コネクタを使います。

斜めになった軒に取り付けるため、45度に曲がった未来工業の「曲がりコネクタ 型番:FNVK-16GS」を選びました。下図のようなイメージです。

PF管配管イメージ
PF管にコネクタを付けてから軒にセット
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PF管に曲がりコネクタを取り付けて屋根裏から穴にセットします。

かなり狭くて穴が見えません。手探りで穴にコネクタをセット。

コネクタのネジの部分が見えた
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外からコネクタのネジ部分が見えました。

コネクタナットをねじ込んで固定
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付属のコネクタナットをねじ込んで固定します。

コネクタナットを指に通して、その指を穴に入れて引き出しナットを締めました。PF管にしたのはベージュ色で目立たないようにしたかったからです。

天井裏の配管作業

コンビカップリングでPF管とCD管を接続
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コンビカップリングでPF管とCD管を接続します。

どちらも「呼び16」ですが、外径はPF管の方が少し太いです。

外したダウンライト穴からCD管を出す
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外したダウンライト穴からCD管を出します。(ダウンライト③)

屋根裏が広くて作業がとてもやりやすいです。順調にどんどん進みます。

ダウンライト穴を利用して廊下天井裏に配管
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ダウンライト穴を利用して廊下天井裏に配管します。

ダウンライトは2~3メートル間隔で設置されているのでケーブルキャッチャーを天井裏に入れて、天井裏の中で伸ばし通します。

CD管カップリングでCD管を繋いでいく
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呼び線にCD管を繋いで天井裏を引っ張ります。(ダウンライト①)

1本のCD管を通すよりもカップリングで繋いでいく方が作業は楽です。

通しておいた呼び線でCD管を壁の中に通す
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最初に通した呼び線を使ってダウンライト穴から壁の中へCD管を通します。2本通したのはここからまた別の場所への配管になります。

画面右下付近への配管は不可だった
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画面右下付近へ配管を伸ばす予定でしたが、見えているダウンライトの手前側天井裏に大きな梁があり呼び線すら通る隙間がありませんでした。残念です・・・

Tさまにその旨をご説明し、当初の目的である光ファイバーの配管がここまで通れば問題ないということでご納得いただきました。ありがとうございます。

深型パネルボックスを使って壁に固定
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深型パネルボックスを使って壁に固定します。

既存の壁穴の右側に間柱があり、反対側の間柱に固定しようとすると間隔が開きすぎてしまいます。なるべく近づけたかったのでパネルボックスを使いました。

1連深型パネルボックスはCD管を直接固定できる
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深型パネルボックスは1連サイズに限ってCD管をそのまま固定することができます。

パネルボックスを壁に入れて固定した後、右の穴に手を入れて壁の中でCD管をパネルボックスに接続しています。

配線器具を元に戻して仕上げ
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既存の配線器具を元に戻します。

仕上げ前に通線スチールを配管に通し、問題なく外まで届くことを確認しています。配管を通したところはダミーのテレホンチップを取り付けました。作業終了です。

今回の作業では外からの光ファイバーを導入するための配管を新規に設置する内容でしたが、初めての経験でした。一番の注意点は外からの導入口の穴あけ処理です。基本的に穴あけの後に防水処理を施す必要があるので防水プレートなどを設置することになるのですが、庇ウラの通気口を利用できたことが大きかったですね。

Tさま、この度は「出張LAN工事」をご利用くださいましてありがとうございました。晴れて光ファイバーが開通しましたら開通後の状況や使い勝手をぜひお知らせくださいませ!

祝NURO開通 (2018/04/14追記)

Tさまより無事にNURO光が開通したとのご連絡をいただきました。

NURO設置の光コンセント
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NURO光が設置した光コンセントです。

NTTが設置するそれと同じですね。ていうか回線自体はNTT東の物なので同じな訳であります。

NURO光のホームゲートウェイ
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こちらはホームゲートウェイです。

ONU・ルーター・Wi-Fiの機能が一体化したものです。電源が一つで済むし設定画面もひとつで全てできるので便利。黒の筐体がテレビ横に置いても違和感ありません。

NURO光はWi-Fi機能が標準でついてくるのでお得感があります。Softbank携帯と相性が良く、固定電話サービス利用でスマホ料金が最大1,000円割引になります。

とにかく無事に開通できたことが嬉しいです。ご新居での快適なネットワークライフをどうぞお楽しみくださいませ!