当サイトのコンテンツ「配線工事のノウハウ」をご覧になった方に、もっとわかりやすいようにイメージをつかんで頂くため、管理人の家を公開致します。今までにDIYで埋め込み配線をした部分の具体的な場所をここでお伝えできればより理解していただけるかな?と思います。
当家は在来軸組み工法による木造3階建てです。壁の中にLANケーブルを通すためには壁が中空壁になっていないとできませんので中空壁であることがわかるように、またできる限り図面っぽく間取り図を書いてみました。
また、建築中に撮っておいた写真も載せています。建築中の写真は家の構造を記録する貴重なものですので、これから新築あるいはリフォームをされる予定でしたら頻繁に現場に足を運び(自分はほとんど毎日行って写真を撮りました)写真を撮りまくりましょう。現場の職人さんや監督さんとも親密になれますし疑問があったらすぐに聞けます。ただし仕事のジャマにならないように(^^)
そうやってちょくちょく現場に行ってると「やっぱりこうしたいな」とか「こういうのを追加したい」など具体的なイメージが湧き上がることもよくある事。マイホームを買うということは一生に1回あるかないかの大きな買い物ですから、ケチらず妥協せず、家族全員が納得のいく住み心地のいい家にしたいものです。
では、管理人「どらあい」の家をご覧下さい。間取り図内のをクリックするとその場所の画像が、またをクリックすると関連ページが開きます。
1階
クローゼット内の天井に点検口を設置しています。またその点検口を利用して2階にある浴室天井裏から1階の居室壁面までCD管(16mm)を配管しLANケーブルを通線しています。
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画像① ここの収納は奥行きが約50cmぐらいしかなく収納力に欠けるのですが、洋服を収納するには十分のスペースです。天井点検口を設置するなら収納内天井が目立たなくてオススメです。ただ、クローゼットの中に棚があると点検口の中に入るのに苦労します。 |
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画像② 電話用配管は各部屋に1ヶ所ずつ渡り配管がされていて、ここはその最終地点。コンセント用のボックスがその右に並んで見えています。この場合ボックスを拡張するのはコンセント側のボックスのみとなってしまいます。 グレーの太いパイプは浴室からの配水管、黒くて細いパイプは浴室への給水管です。まだこの時点では外壁に断熱材は張られていません。 |
2階
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画像③ 外壁にたくさんの間柱が入っているのが見えます。また天井の野ぶち方向もわかりますから、この部屋に天井点検口を設置する際には参考になります。 |
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画像④ ガスの配管が下から立ち上がっているのでCD管を通すぐらいのスペースがあることがわかります。近々このボックスを拡張してLANコンセントを設置しようかと思っています。 |
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画像⑤ 右にあるボックスが「LANケーブルを壁の中に通すには?」のページでLANコンセントを追加した箇所です。大きく筋交いが通っていて、上から通線スチールを落としても筋交いがガイドのような役割をして左のコンセント側に流れてしまいなかなか通線スチールが右のボックスへ通らなくて苦労しました。 |
3階
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画像⑥ ボックスの下の部分に隙間が見えます。ここから電源ケーブルを通線していますからLANケーブルも通線できるように思います。しかしここもこの後断熱材が入りますから(左の壁は既に設置済み)多少抵抗があるでしょう、難易度少々高くなります。 |
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画像⑦ 右側にある2つが手前側の部屋用(右が電話用、左が電源用)で、左に見える1つが向こう側の部屋用の電源用ボックスです。 ここはボックスの下に通線するスペースが見当たらないのでLANコンセントを設置したいときは電話用のボックスに増設するようになると思います。従ってLANケーブルは電話用のCD管内に通線するようになります。 |
こんな説明でおわかり頂けたのかいささか不安ですが、あなたのお家に当てはめてみてイメージすることでLANケーブルのルートが見えてくると思います。LANケーブルを配線するのは苦労が伴いますが、完成後にはストレスのない快適なネット環境が必ず待っています。ぜひチャレンジしてみてください。
埋め込み配線についてのご質問は掲示板へ投稿頂ければわかる範囲でお答え致します。お気軽にご相談ください。