フレッツテレビを導入するための準備

フレッツテレビでアンテナレスのスッキリした住まいを

フレッツテレビとはNTT東西が提供する、光ファイバーを使って地上デジタル放送及びBS、CS放送が受信できるサービスです。NTTのBフレッツ及びフレッツネクストのサービスエリアでの一部地域がサービス対象となっています。

(サービス地域の詳細はNTTの東西公式ページで確認できます。NTT東日本フレッツテレビ NTT西日本フレッツテレビ

フレッツテレビのメリット

  • アンテナ不要。戸建て住宅の場合、アンテナを建てるコストがかからない上メンテナンスも不要。屋根の上がスッキリとするので外観が良くなる。
  • BS/CSは台風など悪天候時にも安定して受信できる。また、アンテナが倒壊する心配もなくなる。

何と言ってもアンテナが要らないのが最大のメリット。アンテナを建てるコストはBS/CSアンテナも含めると10万円を超えることもあり、また長年使い続けることで老朽化の問題も発生します。初期投資が無いのは導入のハードルが低く魅力的です。

デメリット

  • 光回線業者を変えることが難しくなる。例えばKDDIの光ファイバーを導入しようとするとテレビが映らなくなる。(2017年12月現在KDDIのauひかりではNTT東西のフレッツテレビに相当するサービスを行っていません)
  • 少ないながらもランニングコストが毎月かかる。
  • NTT側にトラブルが発生するとネットとテレビが同時に不通になるリスクがある。

プロバイダーは自由に選択できるが光回線業者はNTTに限定されるので、他社(例えばKDDIなど)の安いプランが出てきても乗り換えるとなるとテレビが映らなくなるのが最大のネック。他の光回線御者にも同様のサービスがあると競争原理が発生してユーザーに有利に働くんですけどね。現状はNTTのみのサービスです。

ONUから分配器まで同軸ケーブルをどう繋ぐのかが重要

通常、テレビ放送はアンテナもしくはケーブルテレビから受信しますが、フレッツテレビは光ファイバー経由で受信することになるので、導入するには光ファイバー端末装置(ONU)とアンテナ分配器とを同軸ケーブルで接続する必要が出てきます。

ケーブル接続イメージは以下のようになります。

フレッツテレビ配線イメージ(図1)

フレッツテレビ配線イメージ

フレッツテレビを契約すると、アンテナ出力端子が装備された光ファイバー終端装置(ONU)が送られてきます。光回線の開通後にONUのアンテナ出力端子とアンテナブースター(か分配器)の入力端子をアンテナ線(同軸ケーブル)で接続することで、各部屋にて地デジ・BS/CSが映るようになります。

フレッツテレビ導入にあたって大事なことは、ONUと分配器が近くにあること

一般の一戸建て住宅はメンテナンスを考慮して、各部屋から配線されている同軸ケーブルは天井裏の手の届きやすいところに集中させることがほとんどです。そして天井裏にアクセスしやすい場所として代表的なところは浴室天井裏です。浴室(ユニットバス)には天井点検口が設置されていることが多いからです。

この状態で光ファイバーを浴室天井裏に導入することができれば、フレッツテレビ導入に際しての障害は何もありません。全ての配線が天井裏で完結するのでパーフェクトと言えます。

ONUが居室に設置される場合はどうなるのか

光ファイバーを天井裏などに通すことができず、いずれかの部屋に直接配線される場合は変則的な配線になります。

ONUが居室設置の場合の配線イメージ(図2)

光ファイバーが居室に配線された時のイメージ

ONUのある部屋がテレビ信号の上流側になるので、そこからブースターの入力側に接続する必要があります。既に配線されている同軸ケーブルを利用してブースターに接続しますが、ONUのある部屋のテレビにはONUから直接同軸ケーブルを接続する必要があるので、2分配器を使って分配させて接続します。

ブースターの役割

分配器は信号強度が分割され、2分配器は出力端子1/2、3分配器は1/3となります。信号強度が弱くなるとテレビ側で入力不足になり映像にブロックノイズが入ったり音声だけ聞こえて映像が映らないようになります。キレイな映像信号の状態(S/N比が高い状態)でブースターをかけてあげることで分配後の映像の入力不足を補うことができます。

ブースターや分配器が屋根裏に設置されている場合もありますが、接続方法は上記「図2」と同様です。テレビ端子がある部屋などにONUを設置することで各部屋でフレッツテレビによる放送を見ることができます。

新築やリフォーム時にネットとアンテナ関連の配線系統を統一させよう

LAN配線もアンテナ配線もスター配線になるので各部屋の配線が1か所に集中することになります。屋外からの配線も同じ場所に集中させることで管理がしやすくなり、ひいてはフレッツテレビの導入もしやすくなります。これからマイホームを建てる、あるいは建売住宅を購入する、などの際はLAN配線とアンテナ配線の状況を良く確認するべきです。いま一度お家の中の点検を!


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