ここでは主に2Fからの配線を中心に完成までの道のりを追っています。一部省略してある部分もありますことをご了承下さい。
その1はこちら nkさま邸LAN工事その1”天井点検口新設、CD管配管”
nkさまより
2F洋室にあるウォークインクローゼットにサーバーなどPCを設置して、1Fリビングからコントロールするための配線を追加できないだろうか。
とのご希望があり、スペースの許す限りCD管を配管して実現することになりました。併せてテレビアンテナ用の同軸ケーブルと電話線も配線ご希望なので同時に通線をします。
2F洋室ウォークインクローゼット内への配線
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2Fウォークインクローゼット(以下WIC)入ってすぐ左の壁面です。電源コンセントが設置されています。 ここから1F天井点検口までCD管3本!を通します。できるんだろうか・・・既に呼び線を落とし込んでいて1F廊下にあるダウンライトまで通っているのでボックス穴を3連用に拡張します。 |
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穴を広げたら呼び線を使ってCD管を挿入。 その時CD管側にも別の呼び線をつけておいてCD管と呼び線を一緒に通します。CD管が通った後も呼び線が残るので、これを利用して必要本数のCD管を通していきます。 |
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3本通りました!(かなり苦労してます・・・) CD管を1本ずつ通す毎にスペースが狭くなっていくので、最後の1本が特に大変でした。nkさまと一緒に力をあわせての作業です。 |
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1F廊下のダウンライトからCD管をとりあえず引き出します。 CD管は太くて硬いので取り扱いに苦労します・・・ |
2F洋室への配線
この部屋への配線は当初、入り口入ってすぐのコンセント部分を予定していましたが、外壁に面するコンセントにスケールを差し込んだところ意外とスムーズに天井裏に届きました。このスケールを使って大胆にもCD管を配管することにしました。
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外壁に面するコンセント(ここにはテレビコンセントも併設されています)です。 外壁には基本的に断熱材が設置されているので、場所によってはスケールさえも通らないことがあるんですけど、ここは幸いあっさりと通ってくれました。 |
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2F和室押入れにある天井点検口から屋根裏に上り、差し込んだスケールを引き出します。 屋根が外壁に向かって傾斜しているのでかなり作業しづらいです。 |
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屋根裏から一旦呼び線を通します。 |
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屋根裏から部屋に出した呼び線にCD管を接続して引き上げます。 壁の中には断熱材が設置されていて狭いんですが、二人作業で通すことができました。 |
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2F洋室奥にある電源コンセントから、WIC内のコンセント(CD管を3本通したコンセントです)まで天井裏を経由しての配管です。 CD管の両端は埋め込みボックスに接続します。屋根裏でCD管を固定しなかったのが少し気になります・・・ |
2F配管及び配線、仕上げ
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WICのコンセント部分です。3連埋め込みボックスに配管したCD管(1Fへの3本と2F洋室からの1本の合計4本)を接続して壁の中へ設置しました。 洋室からの配管がなぜここを経由しているのか?CD管を1Fへ下ろすスペースがここしかなかったからです。 既に洋室からのCD管の中にはLANケーブルと電話線が通っています。 |
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CD管にLANケーブル、電話線を通して配線器具を壁に固定します。 LANコンセントが4個見えます。1個はネットワーク用ですがnkさまのご希望でここに置いたPCをリビングで操作するための配線とのことです。(モニター用、キーボード用、USB用) |
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フェイスプレートを取り付けて仕上げます。いつも思いますがこうなるととてもキレイになります。 とても埋め込み配線の工事をしたようには思えません。ちょっとだけ自慢(^^)v |
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洋室の方も同様に処理をします。 こちらはちょっと問題があります。左側にコンセント、右側にはテレビコンセント、電話用モジュラージャック、そしてLANコンセントが入りますが、ボックス内のケーブル処理が上手くできずに配線器具が収まりません。 |
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2連の埋め込みボックスをやめて3連に交換し、ボックス内に余裕を持たせることにしました。 ボックスの穴を広げたところです。 |
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これで問題なく配線器具を収めることができます。 アンテナ用の同軸ケーブル(S-5C-FV)は太くて硬めなので、カテ6ケーブルと同居させるときは注意が必要です。特にLANケーブルの曲げに注意です。 |
1Fリビング内の配線処理
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1Fリビング玄関側にあるコンセント部分です。既に通したCD管の処理をします。 ここも電源コンセントが左側、テレビコンセント及び電話用モジュラージャック、LANコンセントの三つが右側に設置されますが、狭いです。しかし右側には別のボックス穴が開いていて左側には間柱。穴を広げることができません。 |
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ここは狭いところに無理やり配線器具を設置することとなりました。 よく見ると配線器具が少し斜めになっています。かなり無理して設置していることが伺えます。右にある既設のテレビコンセントは撤去してカバープレートを取り付けました。 今思えば、このカバープレート部分にCD管を配管してLANと電話を設置すればよかったです・・・ |
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続いて1Fリビングキッチン側の壁です。ここに新たに電源コンセント、テレビコンセント、電話用モジュラージャック及びLANコンセントを設置します。 2FのWICから配線されるPC専用配線もここに設置しますので、WIC同様にLANコンセントが4個設置されます。 埋め込みボックスを設置するための間柱の位置をマグネットを使って確認しています。 |
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こんな感じに設置しました。メチャクチャ割愛・・・ ここは壁材が石膏ボードではなくコンパネだったので、穴あけに時間が掛かりました。専用線のためのLANコンセントは、モニターケーブル等をLANケーブル経由でつなぐものだそうです。そんなことができるんですね・・・ |
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フェイスプレートを取り付けて仕上げです。 ここは天井裏までCD管を3本通しています。1本はネットワーク用LANケーブルと電話線用、2本が専用線用で1本に2本LANケーブルを通しています。 |
天井点検口内の処理
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配線作業に伺った期間内にNTTの光開通工事が行われました。ONUは当初の予定通り点検口内に壁掛けにて設置しました。 最近知ったんですが、NTTのONUは光ファイバーがコネクターで接続されているのでケーブルを取り外すことができます。ONUを移動する際に便利です。 |
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2FのWICから配管したCD管はこんな風に固定しました。 少し離れているCD管はリビング内キッチン裏側のテレホンモジュラーが設置されているボックスから配管したものです。 |
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1Fリビングから来ているCD管は点検口の真上に天井付けしました。 3本がキッチン側から、1本が玄関側からです。 |
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ギガビット対応HUBを設置し、集めたLANケーブルを接続します。HUBから出る緑色のケーブルはONUに接続しています。 電話線はモジュラージャックを経由してONUと接続できるようにしました。丸札を使って配管の行き先を表示しています。 |
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かなりゴチャゴチャ・・・物凄いことになっています。2FのWICから1Fリビングへ直結しているLANケーブルもあるので(3本)一見すると何がどうなっているのかわからない状態です。 設定を変えたりするときに苦労しそうです・・・ |
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しかし点検口のフタを閉めてしまえばこのとおり、何事もなかったかのようにスッキリとした見栄えです。 埋め込み配線のなせる業です。またまたちょっと自慢(^^) |
工事期間は丸3日と半日、足掛け4日に渡っての大工事となりましたが、ほぼご希望通りの配線ができました。しかしここまで大量のCD管を配管した経験はありません。我ながらよく完成できたと思います。ハハハ・・・
このページ内には写っていませんがアンテナ線(同軸ケーブル)も一部配線して、点検口内に分配器を設置しました。この部分についてはnkさまにご尽力いただきました。
やはりCD管の埋め込み配管は手間を要します。なにせ硬くて癖がついていますので思ったように言うことを聞いてくれません。しかし、そういったプロセスが完成時の感動を与えてくれます。開通したときは本当に嬉しいですね!
駆け足でのご紹介になってしまいましたので、完成した配管及び配線の略図をご覧下さい。
1F
2F
nkさまよりこの工事についての感想を頂きました。
まずはこちらの無理なお願いを丁寧に聞いて頂き、ほぼすべてに対応して頂けたことに感謝しております。
今回は、各部屋にLANの配線を用意することが出来ただけでなく、電話線と同軸ケーブルもおかげさまできれいに配線することが出来ました。特にキッチンの天井点検口に関しては本当に良い感じに出来あがっており、大変満足しております。配線はごちゃごちゃしているものの、今後の家庭内配線のメンテナンスに関しては全てこの点検口で行うことができるようになっており、どらあい様にしなければこれだけの設備をこの中古住宅に備えることができなかったと思います。点検口は空き箱の収納としても利用しており、友人が自宅に来た時にはまずは自慢してみる箇所でもあります(笑)
また、今回は2階のウォークインクローゼットと1階のリビングとを3本のLANで直結することが出来ました。これは将来2階にサーバを設置し、それをリビングのモニタ&キーボードで操作するために必要な設備であり昔から実現してみたい環境でした。当初の予定では今回の工事ではそこまでは難しいかなと思っていたのですが、日程を延長してまで今回は対応して頂きこちらも大変感謝しております。現在はこのインフラを活かす機器の準備ができていないのですが、近い将来に実現したいと思っております。
さらに、同軸ケーブルに関してはアンテナからの配線もケーブルテレビからの配線も、各部屋への出力配線も全て点検口に集約させることが出来ました。既存の配線が何がどうなっているのか全く分からない状況であったため、今回の配線がなければ後々に困った状況になるところでした。LAN工事だけでなくこのような全ての配線をまとめて再構築できたのも今回の工事の最も良かった点の1つだと思っております。
最後に、今回は屋根裏に登ったりCD管の配線を行ったりと大変面白く興味深い様々な経験すると共に、様々な知識を得ることが出来ました。こういう経験はふつうのリフォーム業者に依頼しても得ることが困難であり、まさにどらあい様にお願いして良かったと思うところであります。
長くなってしまいましたが、今回の工事は本当に満足しております。いろいろとありがとうございました。また何かありましたらばよろしくお願いいたします。
とても嬉しいお言葉を頂き舞い上がっています。この度は大変長い時間お邪魔させていただきました。ありがとうございました。私一人ではこの工事の完成はなかったと思います。本当にたくさんお手伝いくださいまして感謝いたしております。
ありがとうございました!m(_ _)m
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