2日目は今回のLAN工事のメインであるリビングへの配線です。ご希望はリビング奥にあるテレビ裏へLANケーブルを通すということなので、まずは天井裏へのアクセス方法を探します。
1F平面図
リビングの上には部屋は無く屋根になっているので天井裏の高さがかなりあります。なので和室の天井裏からの距離はまずまずありますが配線は可能です。
テレビの真上に天井点検口を設置
拡大表示 |
テレビ裏の様子です。既にテレビは移動されていてキレイに掃除もしていただきました。ありがとうございます! 左側にあるテレビコンセントにLANコンセントを追加しようと思います。 |
---|---|
拡大表示 |
近くにダウンライト等、天井裏にアクセスできる穴が無いので真上に天井点検口を設置する必要があります。 埋め込みの照明器具がリビングの中央にあるのですが、作り付けのため外すことができませんでした。 (画像手前に見える枠が埋め込み照明器具の枠です) |
拡大表示 |
リビングのダウンライトを外して中を撮影しました。(ダウンライトの位置は1F平面図の①) 和室の天井裏に通じる穴があるのがわかります。 |
拡大表示 |
和室側から呼び線を通します。 ケーブルキャッチャーで引っ掛けやすいように先端をリング状にしています。 |
拡大表示 |
ダウンライト穴まで呼び線を引っ張ることができました。 ケーブルキャッチャーを使いましたが、適当な長い棒で手繰り寄せることができればOKです。 |
拡大表示 |
テレビ裏に配線するためにその天井に点検口を取り付けます。 具体的な設置方法は「天井点検口の設置方法」でご紹介しています。 |
拡大表示 |
開口後の天井裏の様子。 LANコンセントを設置しようとしている埋め込みボックスに通じているテレビアンテナ用の同軸ケーブルが下に延びているのが見えます。 |
拡大表示 |
点検口からダウンライトに向かってケーブルキャッチャーを伸ばし、呼び線を引き寄せます。 梁や断熱材が邪魔をしてすんなりとは行きませんが、あせらずゆっくりと作業します。 |
拡大表示 |
点検口までLANケーブルが来たら最後にボックス穴まで下ろします。 既に配線されている同軸ケーブルが固定されていなかったので、呼び線をつなげて一旦同軸ケーブルを天井裏まで引き出し、代わりに壁の中に入った呼び線にLANケーブルを接続して同軸ケーブルとLANケーブルをいっぺんに通しました。 |
拡大表示 |
上の写真と変わらないように見えますが、同軸ケーブルと一緒にLANケーブル(白いケーブル)を配線しています。 |
拡大表示 |
断熱材が邪魔をして配線できないかと思いましたが、同軸ケーブルが固定されていなくて助かりました。 無事にLANケーブルを配線することができました。 |
拡大表示 |
埋め込みボックスを元に戻し、LANコンセントと外したテレビコンセントを取り付けます。フェイスプレートは1個用から2個用に付け替えます。 |
拡大表示 |
HUBのある方側へも呼び線を通し、LANケーブルを配線します。 これでリビングへの配線は完了です。 |
画像では呼び線しか通していないように見えますが、もちろんLANケーブルを接続して通しています。割愛してスミマセン・・・ていうか写真を撮り忘れているんですorz
2F洋室(1)への配線
拡大表示 |
2F洋室(1)収納からも天井裏に入れるようになっています。 これはその様子で、撮影方向としては2F洋室(2)方向です。洋室(1)へ上がるための階段部分が傾斜天井になっているために見通しが悪いです。 |
---|---|
拡大表示 |
厄介なことに、天井裏から壁の中への隙間がほとんど無い状態です。 これはちょっと難しいです・・・ |
しばし考えましたが、2F洋室(1)への配線は難しいと判断しYokoさまへご説明しました。この部屋への配線はそれほど重要ではないということでご納得いただきました。残念です・・・
2日間に渡っての配線作業で、2Fの1部屋に配線できませんでしたが概ねご希望どおりの配線はできたと思っています。yokoさまご協力頂きましてありがとうございました。
ONUやルータは普段はそのものが見えなくても何ら問題はないので収納内部に押し込みたかったのですが、時間が足りなかったのとONUを移動することができなかったので断念しました。スミマセン・・・
ONUの移動にはNTTなどの通信会社に依頼する必要があるので(専用工具や技術を必要とするので一般レベルでは無理)それなりに作業費が発生してしまいます。これから光ファイバーにしようとお考えのかたは、ONUの設置場所はよく検討して依頼してください。
今回ご紹介した工事のように、築年数が割と経っている建物(yokoさまごめんなさい)は埋め込み配線に必要なスペース、隙間が結構あります。フロア間を渡らせるための空間もたくさんあると思われますので、まずは念入りな調査をしてキレイな埋め込み配線にチャレンジしてみてください!