ここからは実際の作業風景をお届けします。自分は一番時間の掛かると思われるところから始めるようにしています。でも実際にやってみると難しそうなところがあっさりできてしまったり、余裕で終わると思っていたところに壁があったりと、思い描いた通りにいかないことが多かったりします。多分気持ちの問題なのでしょう。
スミマセン、戯言はこれくらいにして早速作業風景をご覧ください。
1F→2Fフロア間の通線
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2F洋室2から1F洋室1へ呼び線を上から垂らして通します。 2F洋室2のコンセント(画像右側)を開けます。 |
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ここは1F天井裏へ通じる隙間が見えるので好都合です。 呼び線(青い線)の先端に輪を作って下で引っ張り出しやすいようにしてから入れ込みます。 |
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1F洋室1へ降りて、ダウンライトを外します。 多分上からの呼び線が見えるはずです。 |
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見えました。ちょうど輪にした部分が見えるのでケーブルキャッチャーで引っ張り出します。 |
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とりあえずここまではスムーズに来ました。 水色の太目の線は作業用照明の電源ケーブルです。天井裏に入れて作業しやすくしています。 |
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テレホンモジュラに近い方のダウンライト穴から天井裏を見た様子です。 先ほど引っ張り出した呼び線をこちら側にもってくるので、ここもケーブルキャッチャーを使って誘導します。 |
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誘導完了。ここからさらに壁の中に呼び線を落とし込んでテレホンモジュラのあるボックスまで配線します。 |
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通線スチールをダウンライト穴から入れて壁の中へ落とし込みます。 黒いTL管が下に向かっているところが目的の場所なのでそこを狙います。ただ、実際は片腕をダウンライト穴に突っ込んで手探りでスチールを入れようとしているのでなかなか思うように入ってはくれません。 |
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壁の中に筋交いがあるので思ったようにスチールが通ってくれないようです。 画像はテレホンモジュラのある壁にデジカメを入れて上向きに撮ったものです。 |
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通線スチールではうまくいかないので、得意の?スケールを下から入れて天井裏まで通してみます。 |
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スケールが天井裏に見えました。 ケーブルキャッチャーでスケールを引っ掛けてダウンライト穴まで引っ張ります。 |
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スケールを引っ張り出せました。結構時間かかってます(汗) 見えている青い呼び線をスケールにつないで呼び線を通します。 |
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呼び線の通線完了。これでとりあえず1F→2Fフロア間が通じたことになります。 あとはこの呼び線を使ってLANケーブルを通すだけです。 |
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テレホンモジュラのボックスまで呼び線を通しておきます。 |
2F和室押入れ天井に点検口設置
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押入れの向かって左端の天井に点検口を設置します。 押入れの向こう側にある洋室2のコンセントの位置と、この和室内に設置するLANコンセントの場所から、点検口を左端にします。 |
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点検口設置完了。速いでしょ(笑) 何回も作業しているので慣れたものです。(^^)v いえ、実は野ぶちなどの下地がなかったので速かったんです。 |
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設置した点検口から見た天井裏の様子です。ダイニング方向を撮影しています。 あまり広く見渡せることができないので、ちょっとツラいですね。まあでもなんとかなるかな・・・ |
和室天井裏→洋室2への配線
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和室天井裏から洋室2方向を見た様子です。 黒いアンテナ線(同軸ケーブル)が配線されているので、目的のボックスの横方向の位置はここで間違いないでしょう。 |
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またまた得意のスケール攻撃です。 天井裏からスケールを差し込んでボックス穴から引き出します。真下なので楽に引き出せました。 |
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呼び線をつけて天井裏から引き上げます。 距離が短いのでいきなりLANケーブルをつけても良かったです・・・ |
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呼び線にLANケーブルと、天井裏にHUBを設置するのでHUB用の電源ケーブル(VVFケーブル)を通します。 見えている青い呼び線は1Fに通した呼び線です。 |
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天井裏に引っ張ったVVFケーブルの被覆をむいて電源を設置しました。使用したコンセントは松下電工製「接地露出ダブルコンセント(仮設用)」型番WK1512Kです。 場所は適当で。 |
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洋室2の部屋側の処理をします。 LANケーブルにLANコンセントを接続、VVFケーブルは既設の埋め込みコンセントに接続します。 |
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仕上がりがあまり良くありません。これは取り付け枠の出シロが均一でないためですが、壁に開けたボックス穴が破損気味だったので致し方ありません。 とりあえず使用可能なレベルではあるのでご了承頂きました。 |
2Fトイレ天井に点検口設置→ダイニングから和室までCD管配管
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ダイニングから和室へCD管を配管するにあたって、直接はもっていけないのでトイレの天井裏で経由させる必要があります。 開口スペースが若干狭いですが、ここにも和室同様に点検口を設置します。 |
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開口する枠を卦書(ケガ)いたところです。 見えているクルマや飛行機は磁石です。なぜ壁に磁石がくっつくかと言うと、ボードを固定するためのビスが打ち込まれているからです。磁石でビスを探すことで下地の位置を探し出すことができます。 ここは下地が縦方向に2本あることがわかります。 |
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開口終了。開口直後の画像です。 この後点検口の取り付けとフタにつけるボードの加工がありますが、割愛(^^) |
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和室の点検口からトイレに向かってケーブルキャッチャーを伸ばします。 トイレの点検口から呼び線を入れて和室天井裏まで誘導します。 |
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ダイニングの点検口からトイレ方向に向かってケーブルキャッチャーを伸ばします。 同じように呼び線をケーブルキャッチャーにつなげてダイニングまで引っ張ります。 |
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通した呼び線を使ってCD管を配管します。 3Fから来る1本とダイニングに通すLANケーブルの2本分のCD管を通します。 |
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あらかじめ長さを測ってCD管を切り、2本まとめて配管します。また、通しやすいようにCD管をできる限り真っ直ぐに伸ばしておきます。 |
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トイレまで来ました。 |
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和室まで無事に通すことができました。 |
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余ったCD管を適当な長さで切り、適当な場所でCD管用サドルで固定します。 |
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早速LANケーブルを通していきます。 カテ6ケーブル(単線仕様)なので呼び線を使わなくても直接CD管に押し込んでいくことができます。 |
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ダイニング側に出てきたLANケーブルを真下にあるコンセントまで下ろします。 |
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ボックス穴からLANケーブルを引き出します。 埋め込みボックスを元に戻す前に、LANケーブルをボックスの穴に通すのを忘れないように。 |
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LANコンセントを取り付けて、用意した5個用のフェイスプレートを取り付けます。 気持ちのいい瞬間です。(^^)v |
ここでの作業のキモは、点検口の設置もそうですがCD管を配管するところでしょうか。天井裏を通す距離が長かったので後のメンテナンスを考えてCD管を、と考えました。これでもしもケーブルを入れ替える必要が出てきてもスムーズにいく事でしょう。
CD間を配管する際に気をつけたい点は、ダウンライトなど埋め込み照明器具の近くを通すときです。白熱/蛍光灯、最近はLED照明などもありますが、照明器具は熱を発するのでなるべく距離を置くように配管する必要があります。CD管はPF管と違って燃えやすい素材でできていますのでそのことを頭に入れて作業するようにしましょう。
作業も残り少なくなってきました。次のページでは完成に至る最後の仕上げの模様をお届けします。