キッチンの引き出しの中の仕切りをダンボールで作って使っていたんですけど、お玉やしゃもじ等の出し入れが激しくて壊れてしまい、仕切りとしての役目を果たさなくなってしまいました。また作り直しかと思い、参考にいろいろなお店を見に行ってみたんですけどどうもピッタリくるサイズがないんですよね。
100円ショップなどで引き出しに使う仕切り板などが売っていますが、なんか頼りなくてあっという間に壊れそう、買う気になれませんです。どうしたものかあれこれ悩みました。
「やっぱり自分で作らなきゃダメかな」という結論になり、木板を使って頑丈な仕切りを作るべくDIYで工作することにしました。
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壊れた仕切りを外した引き出しの中の状態です。 ゴチャゴチャ、何がどこにあるのかわかりません。これじゃ料理するにもいちいち道具を探さないきゃいけないんで、はかどる訳ありません。特に細かいもの(串とかハサミとか)は、まあすぐには出てこないですね。 |
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こんなトレイを買ってきました。 このトレイは積み重ねて使えるものでこのサイズ以外のものもたくさんあります。仕切りの高さや幅をトレイに合わせて作れば使えるかな、なんて漠然とイメージしています。 |
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仕切りに乗せて使えるように、トレイの幅を測定します。 角が丸いのでスケールでは正確に測定できませんがだいたい75mmぐらいです。 |
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引出しの内寸を測定します。 画像のようにスケールを使うと先端のフックが邪魔をして深さを正確に測ることができません。できたら鉛筆などを使って深さを鉛筆にマークして、鉛筆の長さを測るといいです。この説明でわかりますか? 2009/10/26 追記 スケール(コンベックス)の先端金具は可動式になっているので、この測り方の場合でも読み取れる数字が正しい内寸ですよ。との指摘をいただきました。うまく作ってあるんですね~。それを知らない自分が恥ずかしいです・・・。Kさん、ご指摘ありがとうございました。 |
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こんなかんじで仕切りを作りました。 900x15mm厚さ15mmの桐の板を2枚使いました。ホームセンターの木材カットサービスを使っての切断なので希望寸法で正確にカットしてくれます。ノコギリでの切断ではこんなにキレイにはいきません。 木材の種類は何でも良かったんですが、厚さを12~15mmの板を探していたら桐になりました。塗装は何もしていません。 |
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引き出しに木ネジ用の穴を開けます。 仕切りを引出しの中へ仮組みし、板の中心から線をひいて線上に穴を開けます。線の上だったらどこでもいいんで適当に開けます。 |
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失敗しました・・・。 適当に穴あけしたら引き出しにつけるレールに干渉してしまうことが判明。干渉する木ネジの穴に座グリをして皿ネジに変更し回避しました。ヒヤヒヤ(^^) |
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こんなかんじ。なんとかうまくいきました。 |
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引出しの仕切り完成です。 木の板で作って木ネジでしっかり固定しましたから、ちょっとのことではビクともしない頑丈な仕切りになりました。 |
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道具を入れてめでたく終了です。 トレイもうまく収まってくれました。これでもう細かいものを探すこともないでしょう。 |
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トレイ部分です。 トレイは引き出しの枠より上にはみ出ますから、引出しをしまった時にぶつからないことを確認してトレイを買うようにすると良いです。 |
反省点として、引き出し奥の3つのスペースの大きさをほとんど同じにしてしまったので、もう少し変化をつけたほうが良かったですね。今はとりあえず全て収まっていますけど、以後何か大きなものを買ってしまったら入らない・・・なんてことも容易に予想されます。ああ失敗・・・。
まあでも、使い勝手は格段に向上したので満足しています。ほぼイメージ通りのものができましたから、やっぱりこういうのは自分で作るに限りますね。引き出しの整理方法でこんなやり方もあるんだと、なにかの参考にしていただければ嬉しいです。
使用工具 : プラスドライバー 電動ドライバー スケール(コンベックス)
ここで使用したプラスチック製トレイは、岩崎工業のブランド「ラストロウェア(Lustro ware)」のシステムケースというものです。このページを書いた頃に購入したものですが、残念ながら現在は販売されていない模様です。なのでもしもこのトレイが割れたりしたら代わりはもうないという状況・・・大事に使わなければ。
これと似たような製品が無印良品にあるのですが、ここで作った仕切りの上にちょうど乗るようなサイズはありません。壊れたらまた自作するとしますか。