ビデオテープの修理

ハードディスクレコーダーやDVDレコーダーなど、テレビを録画するメディアとしてテープ以外のものに変わりつつある昨今ですが、我が家ではそんな今時のマシーンはなくVHSビデオデッキが録画のエースとして活躍しています。

以前(と言っても10年ぐらい前です)は画質に多少こだわりS-VHSテープを好んで買っていましたが、そんなこだわりはすっかり消え去り、今は「録画できればいい」「見られればいい」というレベルです。そもそも昔に比べてテレビを見なくなったというのが正しいかもしれません。

で、もっぱらテレビを録画するケースと言うと子供たちが見たい番組を撮ることで、リビングにあるビデオデッキはほとんど子供専用と化しています。

そんな中、「ビデオが見れない」とクレームをつけてきたので見に行くと、ビデオテープが見事に切れちゃってました。

ビデオテープのテープがない
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何をやるとテープが切れるのか理解できないのですが、切れています・・・

「もう全然ダメ、捨てだよ。」と言いつつ、ちょっと面白そうなので分解して修理してみることに。何が録画されているのか確認できればいいやという気持ちで気楽に始めます。

裏側5ヶ所のビスを外す
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まずは裏側に見えるビス5本を外します。

このビデオテープは透けて見えるタイプなので中の構造が良くわかります。まあそんな難しい構造ではないんですが。

ビスを外すと簡単にフタが開く
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テレビのリモコンのようにツメでパッチリはまっている訳ではないので、裏側のビスを外すと簡単にフタを開けることができます。

それにしてもテープの途中で切れるなんてどうしようもないよまったく。

セロハンテープの幅を調節
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テープをつなぎ合わせるのにどうしたものかと考え、単純にセロハンテープをビデオテープの裏側に貼ることにしました。

セロハンテープの幅がビデオテープの幅より太いので、3/4ぐらいのところをカットしてビデオテープの幅に合わせます。適当です・・・

ビデオテープの裏からセロハンテープでつなぐ
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ビデオテープ同士をあわせて、セロハンテープでつなぎ合わせます。

まあでも、こんなことじゃまず映らないだろうとは思うけど録画内容を確認するのが目的なので良しとしましょう。

テープの通り道 ひだり部分
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テープがつながったら元通りにテープをケースにセットします。

テープの通り道にテープをセットしていきます。ここはひだり部分、テープについたほこりを取るシートのようなものがあります。

テープの通り道 みぎ部分
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右の部分はこんなかんじでテープを通します。
テープのセット完了
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テープのセット完了。

テープがクシャクシャなのでまともに映像が出るとは思えませんが、まあ物は試しということで。

テープ空回り防止ロック
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余談ですが、ビデオテープにはテープが空回りするのを防ぐロックがついています。

テープの裏にある穴に細い棒を差し込むとロックが解除されてテープを自由に動かすことができます。ロックはテープを引っ張る方向には動かせますが緩む方向には動かないようになっています。「うーん、よくできてる」などと感心してしまう自分。

最後にフタをしてビスを元通りにとめて作業終了。さて、動くのだろうか・・・

結果、つなぎ合わせた部分およびその周辺(テープがシワシワになっているところ)は音声だけになりましたが、何が録画されているのかは確認することができました。エンタの神様でした。orz

でも、こんな方法で直しても動いてしまうのには少し驚きです。セロハンテープでつなぎ合わせただけです。ビデオデッキの中でテープがぐちゃぐちゃに絡まるのを予想していたんでこれは大成功と言っていいと思います。

注意点としては、キズのついたビデオテープを使うとヘッドが汚れてしまい、まともに録画・再生ができなくなるのでそういうテープは処分した方がいいです。今回修理したテープも内容が確認できたので速攻で捨てました(^^)

今となってはテープの値段は安いものですが、「もっと大事に扱え!」と説教を垂れたのは言うまでもありません。物も人と同じで簡単に傷つきます、大切に扱いましょうね。

この作業で使ったもの
小さめのプラスドライバー セロハンテープ はさみ