ワイパーアームってなぜにサビるんだろうか
ウチの車、もう15年乗っているんですけど、大事に丁寧に扱っているつもりでもさすがにあちこちガタが来ています。天井がキシキシ鳴ったりパワーウインドウが動かなくなったり(特に冬季)、そんでワイパーアームがサビてきたり。うーん、交換しなきゃダメかな、なんて考えてヤフオクを漁る状況です。
どうして塗装されているのにサビてくるんだろうか。塗装が劣化してくるのかなあ。でも先っぽから?15年も経つと仕方ないんでしょうか。
「ワイパーアーム」「塗装」とかで検索すると結構サビてる車が多いみたいで、そんでサビを落として再塗装してるんだとか。できるかなあ・・・まあダメ元でやってみるか。いや、失敗したら困るからダメ元じゃない。
ってことで緊張しながらも初めて挑戦するDIY開始です!
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車の現状。ワイパーアームに赤サビがついています。助手席側です。 |
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こちらは運転席側。サビる前はこんな状態になるんですかね。 屋根のない駐車場だからダメなんでしょうねえ。 |
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アームの根元にもサビが浮いてきています。 |
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ワイパーアームをはずす前に、一応ワイパーのホームポジションをテープでマーキングしておきます。 多分大丈夫だろうけど念のために。 |
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アームを固定しているナットをはずすために、根元の化粧カバーをはずします。 アームはまっすぐ引っ張れば抜けるかと思いきやぜんぜん抜けない。けど、根元からちょっと先の部分(ワイパーを立てる時に折れ曲がる部分ぐらいのところ)を、グーでトントンと叩くとボロッと外れました。 |
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古新聞で養生した部屋に持ち込んでサビ落としにかかります。 サビにサビ落しを塗りたくって古歯ブラシでこすります。エーゼット社製「サビアウト」という製品をホームセンターで購入しました。 サビ落しをたっぷり塗ってしばらく時間をおいてからこすります。時間をかけて、ゆっくりと根気良く粘り強くサビを落としていきます。 下の写真、後ろのパンダにフォーカスしてるし・・・ |
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ある程度サビが取れたら、布ヤスリを使いやすい大きさに適当に切って金属面を露出させます。 ヤスリでこすった時に赤サビが浮き出てくることがあります。取りきれない場合はもう一度サビ落しを塗ってサビを落とし、ヤスリでこする。を繰り返します。ここまで結構な時間がかかってます。 |
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サビが完全に落ちたらいよいよ緊張の塗装です。 つや消しブラックのカラースプレーで塗装します。ワイパーアームは(日光が反射してもまぶしくないように)つや消しでないといけないそうで、薄く塗装し乾いたらまた上から塗る、を繰り返し塗装を厚くしていきます。 30分ぐらいで乾燥する速乾性の塗料なので塗装作業がとても捗ります。 |
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何回か塗装を繰り返し、地金が見えなくなるように均一に塗装します。稼動部分は乾いた時に動かしてみて塗料が落ちないか確認します。 表・裏ともそれなりにキレイに塗り上げていきます。 見た目で大体こんなものかな、と判断できたら塗装作業は終了です。 |
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塗装が終わったら元通りに装着します。助手席側です。 とりあえずはうまくいったようでなんかすごく気持ちいいです。 |
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運転席側。元々のブラックと色合いもそう変わらないようです。 |
車のサビって、ボロい車をさらにボロくみすぼらしく見せるけど、ちゃんとキレイにメンテしてサビを落とすとなんかまだまだ行けるぜ!みたいに感じさせてくれます。結構DIYの効果あったかも。
自分で直すと安上がりで達成感があってスキルが上がって言うことなしです。DIYってうまくいくと楽しいっすね!
使用した材料
ここで使用した材料をご紹介します。
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サビ取り剤「エーゼットサビアウト」 近所のホームセンターで購入。無臭で適度に粘性がありサビた部分にとどまってサビを落としてくれます。 |
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布ヤスリ(#120 #400) サビをそぎ落とすのに2種類購入。結果的に#400しか使いませんでしたが、#120→#400と使った方が早かったかも。 |
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シリコンラッカースプレー「つや消しブラック」油性 もうちょっと小さいのが欲しかったけど無かったので仕方なくこの大きさに。ワイパーアームの塗装だったら20台分ぐらいは塗れそうです。 |
あとは古歯ブラシと塗装の時に養生で使った古新聞。 どれも全然余っているのでまた何かの時に使うことにしましょう。