LANケーブル埋込配線の必須資材
LANケーブルを埋め込み配線する際には、LANコンセント(モジュラージャック、情報コンセントとも言います)が必要になります。まあ必要というわけではないのですが、LANコンセントを設置したほうが見た目がキレイですし使い勝手もいい。埋め込み配線には必要です。
LANコンセントは近年非常に高い需要が出ています。特に一般住宅における情報系端子の整備が当然のものになってきている現在、新築物件において各部屋にテレビ、電話、LAN端子が設置されているのも、ごく当たり前になってきています。
そんな需要の高まってきている配線器具を詳しく見ていきましょう。
管理人の家の配線器具はパナソニックの「コスモシリーズワイド21」で、情報モジュラ「ぐっとす」(型番:NR3160)としてラインナップされています。この製品についてご紹介します。
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カテゴリ5e情報モジュラ配線器具(型番:NR3160W)の外観です。色はホワイト。 使用していない時(プラグが刺さっていない時)はバネでシャッターが閉じるしくみになっていて、破損、ホコリや虫の侵入を防ぐようになっています。 色はホワイト(W)の他に があります。アルファベットは型番の後に付くカラー識別記号です。パナソニックの配線器具「コスモシリーズワイド21」はホワイト、フルカラー配線器具はミルキーホワイトです。 カテゴリ6に対応した製品(NR3170)もあります。 |
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LANケーブルを結線する部分です。 ガイド表示がされています。A配線(T568A)とB配線(T568B)ではオレンジと緑が入れ替わりますが、わかりやすく表示されています。 |
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カバーを外したところ。 カバーを外すと、実際に結線するための端子が見えるようになります。そしてこの緑色のカバーは、LANケーブルの導線を端子に押し込む道具にもなります。 |
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では実際にLANケーブルを接続してみましょう。 まずはLANケーブルの被覆をカットします。カットする長さは40mmぐらい長めにカットすると作業しやすいです。 |
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導線のヨリはそのままで、LANコンセントにケーブルをセット。ケーブルの入り口部分にケーブルを押し込むとケーブルが固定されます。 RJ-45コネクタを圧着する時のような、ヨリを真っ直ぐにする必要はありません。むしろヨリを戻してしまうと通信エラーの原因になるのでできる限りヨリはそのままで結線します。 |
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導線をガイドの色に合わせて端子に押し込んでいきます。 その際ケーブルから近いほうの導線から押し込んでいきます。理由は導線の露出部分をなるべく短くするためです。カバーを使って押し込むと「カチッ」という手ごたえがあります。正常に押し込めた合図です。 A配線とB配線では緑とオレンジ、白/緑と白/オレンジが反対になるので、ケーブルの反対側の端末処理に合わせてストレート結線になるようにします。 |
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すべての導線がそれぞれの端子に接続されました。 ケーブルを軽く引っ張ってみて、容易に抜けないことを確認します。接続に間違いがないかもう一度確認。 |
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余った導線をニッパーなどでカットします。 |
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完成。カバーを元通りにセットして終了です。 |
パナソニックの製品紹介になってしまいましたが、私はこの製品が気に入っています。
パナソニックでも以前販売されていたものは、導線を接続する際にけっこう力を入れないと接続できないようになっていてやりづらく、さらに外れやすいという欠点がありました。この製品になってから工具不要で簡単、確実にスピーディーに整端することができ外れる心配もナシ、ということでとても良い製品だと思っています。
パナソニック「ぐっとす」
カテゴリー5e
型番:NR3160W
型番:NR3160
型番:NR3160F
型番:NR3160G
型番:NR3160H
型番:NR3160L
型番:NR3160GL
型番:NR3160Y
型番:NR3160R
カテゴリー6
型番:NR3170W
型番:NR3170
型番:NR3170F
型番:NR3170G
型番:NR3170H
型番:NR3170L
型番:NR3170GL
型番:NR3170Y
型番:NR3170R