埋込配線器具の仕上げ材「フェイスプレート」
フェイスプレートとは、埋め込み配線器具を取り付けた後の安全性や意匠性を高めるために(要はキレイに仕上げるために)使う材料です。コンセントやスイッチなどの配線器具には必ず使われています。
配線器具のメーカーとしてはパナソニックをはじめ東芝ライテック、神保電器(じんぼでんき)、明工社(めいこうしゃ)などが主ですが、まずはあなたのお家に使われている配線器具はどのメーカーなのか調べる必要があります。
配線器具メーカーの調べ方
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フェイスプレートの裏側にメーカー名とそのフェイスプレートの型番が書いてあるので、フェイスプレートを外すところから始めます。 フェイスプレートの部材はベース部分とカバー部分に分かれているのが一般的です。フェイスプレートの端に爪を引っ掛けて浮かせるようにします。 |
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四隅を全部浮かせると外れます。工具とかは不要で、手で簡単に外すことができます。 ここで外したものはパナソニック「コスモシリーズワイド21」スイッチプレートです。スクエアデザインです。 |
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パナソニック「コスモシリーズワイド21」 「WTF7074」がこのフェイスプレートの型番です。コスモシリーズワイド21には角が丸みを帯びている「ラウンドデザイン」と、直線的な「スクエアデザイン」の2種類あります。発売当初は「スクエアデザイン」のみでしたが、しばらくして「ラウンドデザイン」が追加されました。 |
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パナソニック「フルカラープレート」 「WN6003」が型番です。 「フルカラープレート」「松下電工」が見えます。古いプレートで旧社名です・・・フルカラー配線器具は色味が「ミルキーホワイト」という乳白色で、他と比較して少し黄色みがかかっています。 |
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東芝ライテック「E'sスイッチ・WIDE-i/E'sコンセントプレート」 「WDG5424」が型番です。特徴としてエッジ部分が直線的な仕上げになっています。 |
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神保電器「J・WIDEシリーズコンセントプレート」 「JIMBO」の刻印が見えます。(上画像) 「WJD-13」が型番です。(下画像)このフェイスプレートは表面の仕上げが他と違って、つや消しなマットなものになっています。 |
メーカー名・型番が分かれば、そのメーカーのシリーズ名や色系統なども分かるので各メーカーが発行しているカタログで確認することができます。明光社は手持ちがなく確認できませんです・・・スミマセンです。
最近のトレンドとしてスイッチについてはワイドハンドルという操作面が広いタイプのものが主流になってきています。従ってフェイスプレートも「スイッチプレート」「コンセントプレート」と2種類ラインナップされていて、配線器具によって使い分ける必要があります。
各メーカーのフェイスプレートについて詳しくご紹介します。
パナソニック
- コスモシリーズワイド21
- ラフィーネアシリーズ
- アドバンスドシリーズ
- グレーシアシリーズ
- フルカラー
東芝ライテック
- WIDE-iシリーズ
- E'sシリーズ
神保電器
- J・WIDEシリーズ