埋め込み配線に必須の部材
取付枠というのは、埋め込みボックスに配線器具(コンセントやLANコンセントなど)を固定するためのものです。パナソニック電工や神保電器では「埋込取付枠」、東芝では「サポート」という名称で販売されています。金属製とプラスチック製があり、絶縁性の高いプラスチック製の取付枠を使うことが比較的多いです。
埋め込み配線器具を使う場合、埋め込みボックス、取付枠、プレートの三つを使うのが基本です。
ワンタッチ取付枠での配線器具の付け方・外し方
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左の画像はパナソニック電工の絶縁ワンタッチ取付枠です。 その名の通り配線器具をワンタッチで取り付けることができるものです。プラスチック製で絶縁性も兼ね備えています。 左のグレーのものは「コスモシリーズワイド21埋込絶縁コンセント取付枠WTF3710K |
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配線器具を取り付けるときは、配線器具の左側のツメを先にはめてから |
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後ろから配線器具を押し込んで、右側のツメにはめ込みます。 |
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外し方は、マイナスドライバーを右側の爪のところに差し込むようにします。 |
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結構強く押し込むことで、配線器具を固定しているツメが外れて取り外せます。だからといって力任せにやると爪が折れてしまうので注意してください。折れちゃったらもうその取付枠は使えません。 東芝など他メーカーには金属製の取付枠でもワンタッチタイプがありますが、外し方は上記の方法と全く同じです。 |
いかがでしょうか。フルカラーの取付枠はドライバーでネジって取り付けるのですが、冒頭にも書きました「コスモシリーズワイド21」でははめ込むタイプになっています。構造を見ればどう取り付けるのかがわかると思うので、現在ついているものを参考に作業してみてください。
パナソニック電工
- コスモワイド21はスイッチ用とコンセント用で取付枠が違います。スイッチ用取付枠(WT3710K)にコンセントは取り付けられません。
- フルカラーとコスモワイド21は互換性がありません。コンセントはどちらにも取り付け可能ですが、壁からの出代幅が違うのでどちらかに統一する必要があります。
東芝
- 東芝では取付枠を「サポート」の名称で販売しています。用途は同じです。
- WIDEiシリーズスイッチはWIDEiスイッチ用サポート(WDG4303)以外使用できません。