KDDIauひかり”ギガ得プラン”の実力

KDDIが展開しているインターネット接続サービス”auひかりギガ得プラン” いよいよauひかり既存ユーザーへのプラン変更受付が2009/05/07から始まりました。サービス開始当初は新規申し込みのみの受付でしたが約半年遅れのプラン変更受付です。毎月の料金が下がるのもかなり魅力的ですし、ネット接続がギガ(1Gbps)になるっていうのは実際どんな感じなのか、早く変更したいと思っていました。

ギガ得プランへの実際の変更手続きは非常に簡単で、まずプロバイダに対して(管理人の場合は@nifty)接続プラン変更手続きを行います。それが済んだら今度はKDDIに対してギガ接続用のルータ交換手続き(有料)をします。どちらもオンラインでできるので特別難しいことはなくあっさりと手続きできました。

プラン変更手続きをしてから3日目ぐらいにもうギガ接続用ルータが送られてきました。ギガ接続にするための光ファイバーの入れ替え工事などはなく、ギガ接続用ルータを現在使用しているルータ(ホームゲートウェイ)と交換するだけです。光端末(ONU)は別途設置されているので単純にルータを交換するだけ(設定もなし)とこちらも簡単。あっという間にギガ接続環境が完成してしまいました。

早速スピードチェック

やはり気になるのが接続スピード、ギガ接続の実力はどれほどなのか興味あるところです。

スピード測定にはベータ版ながら100Mbps以上のスピードを測れるスピードテストサイト「speed.rbbtoday.com」で測定しました。測定するPC環境は以下の通りです。

デスクトップPC
富士通 FMV-E601
ノートPC
DELL Latitude D810
CPU Pentium4 HT 2.4GHz PentiumM750 1.86GHz
メモリ DDR333(PC2700) 1GB DDR2-533(PC2-4200) 1GB
OS WindowsXP Professional SP3
LANケーブル カテゴリー5e
LANポート ギガビットLAN(1000Base-T)
ブラウザ Internet Explorer 7
RWin設定 131070 (速度向上の裏技を参考)
プロバイダ @nifty

測定時間帯は平日(月曜)及び週末(土曜)の昼間(12:00~13:00)と夜間(22:00~23:00)です。以前NTT「Bフレッツ」とKDDI「auひかり」でスピード比較をした時と同じ条件内容にしました。

スピード測定の結果は

デスクトップPC
富士通 FMV-E601
ノートPC
DELL Latitude D810
平日ひる 下り 228.64Mbps
上り 107.35Mbps
下り 216.45Mbps
上り 105.63Mbps
平日よる 下り 223.40Mbps
上り 104.24Mbps
下り 220.13Mbps
上り 103.00Mbps
週末ひる 下り 224.06Mbps
上り 107.02Mbps
下り 221.61Mbps
上り 105.77Mbps
週末よる 下り 223.23Mbps
上り 103.39Mbps
下り 218.56Mbps
上り 104.25Mbps

デスクトップ、ノートとも全ての時間帯でほぼ同じスピードがコンスタントに出ていることがわかります。

(アンカーテキストにマウスカーソルを載せると、測定結果の画像が切り替わります)

特に下り(ダウンロード)スピードはテストしたPCが最新ではないにもかかわらず200Mbps以上出ているので、全く申し分ありません。コンピュータの世界では何事もスピードが速いほうがいいんでしょうが、これで毎月のコストが下がるんですから嬉しい限りです。

ページ閲覧でのスピードの実感はあまりありませんが、やはり大きいファイルのダウンロード、動画のアップロードなどで恩恵を受けることができます。

画像はfedoraのインストールCDイメージをftp.riken.jpからダウンロードしたときの様子です。速いっす・・・

コストダウン、スピードアップ。素晴らしいです。

ギガ接続ではない(最高100Mbps)プランでもページ閲覧やメール送受信ぐらいの使い方だったら何の不満もないのですが、最近はyoutubeなどの動画サイトを見ることも多いので速いに越したことはありません。ましてこのギガ得プランだと2年間使い続ける条件付きながら月々のコストが通常プランより税込みで1,155円安くなるのには驚きです。
(2年間の契約期間途中でギガ得プランを解約すると約10,000円の違約金が発生します)

管理人のように現在auひかりを使っているユーザーは、ギガ接続を実現するためにレンタルルータの変更手数料として10,500円が必要になるので初期費用としてコストが発生します。各プロバイダーではそれを吸収するためのキャンペーンを実施しているところもありますので、使っているプロバイダーのキャンペーン情報をチェックしてみてください。

ちなみに管理人が使っている@niftyでは、2008年10月よりギガ得プランの新規受付が始まっているのに既存ユーザーのギガ得プランへの変更が2009年5月まで待たされていたので、待たされた分の基本料金差額をnifty使用権として最大9,900円(税抜き)還元してくれます。

このキャンペーンを受けるには2009/07/30までにプラン変更手続きをする必要があるので、変更を考えているのであれば早めに申し込みましょう。

その他のプロバイダをお使いの方はKDDIのページに詳細がありますのでご覧下さい。

交換したギガルータ「AtermBL190HW」の機能

交換手数料10,500円を払って交換したギガルータ「AtermBL190HW」。熱対策として前後左右に放熱スペースを確保するように取説に書かれています。従って設置方法として壁掛け機能はなく床置きのみです。それまで壁掛けで使っていたのでちょっと残念です。

無線LAN機能については、以前のレンタルルータ(NECアクセステクニカ製AtermBL170HV)には指定(同AtermWL54AG)の無線LANカードを挿すことで無線LAN機能内蔵ルータにすることができましたが、今回届いたギガルータには最初から無線LAN機能が搭載されています。ただし使用契約(450円/月)をしないと使うことができないのでこれまたとても残念です。管理人は契約はせずに手持ちの無線LANルータを使用することにしました。

このギガルータに内蔵されている無線LAN機能にはマルチSSIDというのが搭載されています。一般的には無線LAN接続の暗号化レベルが違う機器が存在する場合暗号化を全ての機器が対応できるように低いレベルにする必要があるのですが、低い暗号化レベルしか対応できない機器はA、高いものに対応できる機器はBというそれぞれのSSIDへアクセスできるようにしたものがマルチSSIDです。その機器が対応できる一番高い暗号化レベルでの通信をすることで少しでもセキュリティーを高めようという機能です。

なぜこんな機能が必要なのでしょうか。無線LANの暗号化でネックになっているのがニンテンドーDSの存在です。DSには無線LAN機能(Wi-Fi)がありますが、暗号化レベルが一番低いWEPにしか対応していないためセキュリティーの面で問題があります。既にWEPの暗号化は突破されたとの記事もあり、WEPの暗号化は意味を成していないのが現状です。従ってWEPでのアクセスはDSのみ可とし、その他の機器はより暗号化レベルの高い方法でアクセスできるようにする必要があるのです。

このマルチSSIDについては他のサイトで詳しく解説されていますのでそちらに譲りますが、レンタルルータとしてこの機能が搭載されているのはそれほど無線LANのセキュリティー設定がデリケートであることを意味しているのだと思います。DSをお持ちでWi-Fi接続を楽しんでおられるならば、今一度無線LANの暗号化について確認してみてください。

首都圏在住なら「auひかり」を検討しよう

KDDIは通信事業者としては携帯電話も含めNTTより後発なので、顧客獲得のために業界に先駆けたサービス・料金設定を発表してくれます。auの携帯電話をお使いなら「まとめトーク」サービスによりさらに料金が安くなるなど、NTTにはないサービスも魅力です。(確かNTTは法律でグループ会社との抱き合わせサービスができないことになっていたはず)

ただ、このKDDI「auひかり」は首都圏など一部地域に限られたサービスなのが非常に残念です。さすがにその点はNTTに勝てません。光ファイバーサービスを全国展開しているNTTはそう考えると凄い事です。

首都圏在住なら「auひかり」。管理人「どらあい」がオススメします。